確認担当者が、格子状に並んだ公開クリエイターのカードと短い動画のカードを確認し、少数のクリエイターをリストに選んでいる。
クリエイターを選ぶ前に、トピックに合っているか確認します。

リールとは、Instagramで公開されている短い動画です。クリエイターとは、そのリールを投稿したアカウントです。候補リストとは、さらに詳しく確認するために保存する少数のクリエイターの一覧です。提携先の一覧ではありません。

トピックへの適合とは、検索前に書き出した主題と対象者にコンテンツが合っていることです。ハンドルとは、アカウントの公開ユーザーネームです。検索順位とは、1つの検索結果一覧でリールが表示される位置です。上位に表示されても、トピックに合っている証拠にはなりません。人気のリールが1本あることも証拠にはなりません。トピックに合う投稿例が2本あっても、そのクリエイターが提携先に適しているとは証明できません。

公開コンテンツのキーワード検索では、取得できる行が少ない場合や、まったくない場合があります。あるトピックのクリエイターをすべて一覧にすることはできません。特定の都市のクリエイターを一覧にすることもできません。都市が調査目的の一部なら、都市は引き続き確認が必要な項目として残してください。この検索には都市を入力する項目がありません。その都市のクリエイターを見つけたと証明することはできません。リールに付いた都市のタグは、その人の居住地を示す証拠ではありません。

公開リールのデータを注意深くエクスポートしたものであれば、どれを使ってもこの確認手順を実行できます。以下の検証済み収集ツールは、行データを取得する方法の1つです。どの行も、最終的には自分で判断します。

1回の検索で取得できるもの

Actorとは、公開データを収集する、ホスティング環境上のプログラムです。Instagram Search Actorは、1つのテキストクエリに対応する公開リールを収集します。クエリとは、検索に使う正確な語句です。検証したバージョンは1.0.7です。このバージョンの入力項目は、`query`、`maxResults`、`includeMetrics`の3つです。

通常の検索語句を1回につき1つ実行します。`maxResults`は、収集するリール数の上限です。指定できる範囲は1〜64です。`includeMetrics`は、クリエイターに関する追加フィールドの取得を要求します。ただし、追加フィールドを取得できない場合もあります。情報補完とは、これらの追加フィールドを行に加えることです。一部のみの情報補完とは、追加フィールドがそろっていない状態です。情報補完の失敗とは、追加フィールドを取得できなかった状態です。

Taskとは、Actorの入力設定を保存したものです。保存済みTaskは、Instagram Reels Creator Discovery Search Datasetです。現在、次の入力が保存されています。

json
{
  "query": "fitness creator",
  "maxResults": 64,
  "includeMetrics": true
}
1回の検索で取得できるもの

この保存済み入力はサンプルにすぎません。`fitness creator`を、自分が調べたいトピックの語句に置き換えてください。最初は64件ではなく3件から始めます。サンプルの語句は、人物の種類を表しています。クリエイターが解説する問題に絞った語句のほうが役立ちます。Actorのページは、Instagram Search Scraperです。

都市、フォロワー数、リールの新しさ、視聴者の居住地を指定する、検証済みの入力項目はありません。このActorはフォロワー一覧を返しません。視聴者についての正確な情報も返しません。クリエイターの質を順位付けしません。提携先としての適性を採点しません。連絡手段の確認もしません。メッセージも送信しません。

この方法では、都市内のクリエイターを網羅したリストは作れません。フォロワー一覧も作れません。代わりに連絡することもありません。スポンサー向け資料も作りません。

各行は、そのクエリで見つかった公開リール1本を表します。1行が、重複のないクリエイター1人を表すわけではありません。同じクリエイターに複数の行がある場合があります。同じリールが、別のクエリでも再び取得されることがあります。この2回目のヒットは、クエリをまたいだ重複ヒットです。新しいリールではありません。

各行から、次のフィールドを保存します。

1回の検索で取得できるもの
フィールド格納される内容
searchQueryその実行に使った語句
searchRankその検索結果一覧での表示位置。これが検索順位です。
postIdリールのID
shortCodeリールの公開短縮コード
postUrlリールの公開リンク
captionリールとともに投稿されたテキスト
profileId取得できた場合は、クリエイターのID
profileHandleアカウントの公開ユーザーネーム。これがハンドルです。
profileName表示名
profileUrl公開プロフィールのリンク
metricEnrichmentStatusクリエイターの追加フィールドを取得できたかどうか
statusその行の処理が完了したかどうか
statusReasonその処理状態になった理由
scrapedAtその行を収集した日時

フィールドが存在していても、値がnullの場合があります。nullは、値が欠損していることを意味します。nullは0ではありません。クリエイターIDの欠損を、nullという名前のクリエイターとして扱わないでください。

クリエイターの追加フィールドが必要な場合は、`includeMetrics`をtrueに設定します。このActorを3行で検証したテストでも、結果は一様ではありませんでした。重複のないリールを3本保存できました。情報補完は2件で成功しました。1件は一部のみの補完、または失敗でした。情報補完に失敗しても、リール自体の情報は残してください。取得できなかったクリエイターのフィールドには、不明と記入します。

`scrapedAt`は収集日時です。リールの公開日時ではありません。同じテストでは、公開日は収集日より前でした。新たに実行しても、古いリールが返される場合があります。最近の投稿だと判断する前に、リールを開いて確認してください。

結果が空だった場合、その実行では、その語句に対する公開データの行が得られなかったことを意味します。そのトピックが存在しない証拠にはなりません。クリエイターが存在しない証拠にもなりません。

トピックに関するリールを、再利用できるライブラリとしてまとめる方法は、別の記事で説明しています。トピック別リールライブラリをご覧ください。コンテンツの集まりを保存したい場合は、そちらを使います。クリエイターの判断表を作りたい場合は、この記事を使います。ここでは形式のタグを追加しないでください。新しいコンテンツの切り口も選びません。

先にトピックの基準を書き出す

検索する前に、次の作業を行います。

  1. トピックを1文で書きます。
  2. 対象者を書きます。
  3. 必要な言語を書きます。
  4. 条件に合うリールの例を2つ書きます。
  5. 条件に合わないリールの例を2つ書きます。
  6. 都市の確認が必須かどうかを決めます。
  7. 都市の確認が必須なら、所在地の列を追加します。クリエイターが都市名を言葉で明示するまでは、不明のままにします。

キャプションに検索語が含まれていても、関連性が弱い場合や、内容が合わない場合があります。例を書いておくと、行ごとの判断を統一できます。

公開の質問として、キーワードと都市でInstagramプロフィールを探したいという投稿があります。プロフィールの絞り込みに関する公開の質問で読めます。この方法は、キーワードで探す部分の出発点になります。都市全体を網羅したリストは作れません。

少数のデータを収集する

  1. 内容を絞った語句を2〜3個選びます。各語句は、クリエイターが解説する問題を表すものにします。
  2. 実行する前に、語句、収集日時、取得件数の上限を記録します。
  3. 少数から始めます。初回の実行では上限を3件にします。
  4. 1回につき1つの語句で実行します。各クエリを、それぞれの実行とともに保存します。
  5. 元のエクスポートデータを1つ、そのまま保存します。確認用の作業表にコピーします。

人物の種類を表す広い語句では、関連性の弱い結果が多く集まります。具体的な問題を優先してください。別の語句を使うときは、新たに実行します。1つのクエリに2つの語句を混ぜないでください。2つ目の語句は、その語句で取得した行に記録します。

Instagram Reels Creator Discovery Search Datasetを開きます。サンプルの語句を置き換えます。上限を3に設定します。`includeMetrics`をtrueに設定します。次の形式をコピーし、`query`に自分の語句を入れます。

json
{
  "query": "your narrow topic phrase",
  "maxResults": 3,
  "includeMetrics": true
}
少数のデータを収集する

仮の語句のまま実行しないでください。先に置き換えます。

Actorを使わない場合は、自分で開いた公開リールから同じフィールドを保存します。以下の確認基準は変わりません。

すべてのリールを確認する

作業表のすべての行に、判断の理由を追加します。次の内容を記録します。

すべてのリールを確認する
記録項目記入する内容
トピックに合うかはい、またはいいえ
理由そのリールを含める理由、または除外する理由
リールのリンクその行の`postUrl`
リールID`postId`と`shortCode`
クリエイターID`profileId`、または未解決

キャプションを読み、リールの内容を確認します。共通する単語が1つあるだけで判断しないでください。キャプションに検索語があっても、別のことを解説している場合があります。その行は除外し、理由を残します。

処理が失敗した行や、一部しか取得できなかった行を、無関係なクリエイターとして数えないでください。リールを確認できなかった場合は、その行に確認不可と記入します。確認不可は、適合しないという意味ではありません。

クリエイターIDで行をまとめる

キーとは、行をまとめるために使う値です。`profileId`がある場合は、その値で関連する行をまとめます。そのIDがキーになります。

`profileId`が欠損していても`profileUrl`がある場合は、`profileUrl`を仮のキーとして使います。仮のキーであることをメモに記載します。

`profileHandle`と`profileName`は参考情報です。グループ化のキーには使わないでください。2つのアカウントが似た名前を表示している場合があります。その理由だけで統合しないでください。ハンドルは変更されることもあります。

`profileId`と`profileUrl`の両方が欠損している場合は、その行を未解決のグループに入れます。クリエイターを作り上げないでください。トピックが似ているという理由で、その行を名前のあるアカウントに結び付けないでください。

重複を除いたリール数を数える

重複を取り除いた後、クリエイターごとに、トピックに合うリールの本数を数えます。

重複を除いたリール1本は、1つの投稿を指します。`postId`があれば、それを使います。追加の照合が必要な場合は、`shortCode`を使います。`postId`が欠損している場合は、確認済みの`shortCode`か、元データで確認済みの投稿識別情報を使います。同じ投稿が2つのクエリに現れた場合は、1回だけ数えます。クエリをまたいだ重複ヒットは、別のクエリでも同じリールが見つかったことを示します。2つ目のコンテンツではありません。

リールを確実に識別できる情報がない場合は、各取得記録を分けたままにします。識別未解決と記載します。空欄同士を統合しないでください。それらの取得記録を、重複がないと証明されたリールとして扱わないでください。

最初の振り分けには、サンプル数の基準を使えます。役立つ基準の例は、トピックに合う重複のないリールが2本あることです。この基準は、最初の振り分けを整理するためだけのものです。質を示す点数ではありません。トピックに合う投稿例が2本あっても、そのクリエイターが提携先に適しているとは証明できません。

根拠が足りないクリエイターは、保留のままにします。未解決の行は、未解決のままにします。

プロフィールを手作業で確認する

別のActorは必要ありません。公開プロフィールと、トピックに関する最近のリールを数本、自分で開きます。

各候補について、次を記録します。

  • 確認日
  • 実際に確認した、トピックへの適合を示す根拠
  • 使用言語
  • 提携を示すラベルが見える場合は、そのラベル
  • クリエイターが言葉で明示している場合に限り、所在地

提携を示すラベルが見つかった場合は、記録します。判断できない場合は、不明と記入します。公開されていない契約を推測しないでください。

はっきりしない情報は、不明のままにします。不明は、いいえという意味でも、0という意味でもありません。

位置情報タグから居住地を推測しないでください。クリエイターが挙げた都市から、視聴者の居住地を推測しないでください。タグは、投稿内の話に出てくる場所を示している場合があります。タグ自体が誤っている場合もあります。クリエイターが都市名を明示していない場合は、所在地を不明のままにします。

最近収集したからといって、最近の投稿とは限りません。実際に開いたリールの日付を使います。その確認を終えられなかった場合は、保留と記入します。推測しないでください。

この確認では、メールアドレスやマネージャーの確認は行いません。プロフィールを継続的に観察するものでもありません。成果を測定するものでもありません。連絡を開始するものでもありません。

候補リストを決める

少数を選びます。クリエイターごとに理由を書きます。判断には、次の4つだけを使います。

候補リストを決める
判断使う場面
候補入り次の調査段階に進むための根拠がそろっている
保留条件に合う根拠は一部あるが、必須の確認がまだ終わっていない
除外書き出した基準をコンテンツが満たしていない
未解決リールは条件に合っている。確認済みのprofileIdがなく、利用できる確認済みのprofileUrlもない場合、その行は未解決となる。安定したIDが欠損しているだけでは、未解決にはならない。利用できるprofileUrlを確認済みであれば、仮のグループ化に使える。

除外理由が異なる場合は、それぞれ別の理由を記録します。高速走行の動画と販売広告では、条件を満たさない点が異なります。その違いを隠さないでください。

この表は、さらに詳しく確認するためのものです。連絡を承認するものではありません。売上に関する主張の根拠にもなりません。検索順位、人気のリール1本、トピックに合う投稿例2本のいずれも、そのクリエイターが提携先に適している証拠にはなりません。

架空の例:自転車修理

以下の自転車の例は、すべて架空です。件数の数え方を示します。実際の実行結果ではありません。実在するアカウントの集まりでもありません。P-A、P-B、P-C、P-D、およびR1〜R7は、説明用のラベルです。公開アカウント名ではありません。出典リンクは意図的に省いています。ここにあるラベルを、実在するInstagramアカウントとして扱わないでください。

最初に書き出したトピックは、初心者の自転車所有者向けの修理アドバイスです。言語は、検索前に選んだ言語です。都市は確認項目であり、検索フィルターではありません。

架空の2つのクエリで収集したとします。バッチAでは、bicycle puncture repairという語句を使います。行はA1〜A4です。バッチBでは、bike brake adjustmentという語句を使います。行はB1〜B4です。全体で8行あります。

架空の例:自転車修理
行クエリクリエイターリール内容確認結果
A1bicycle puncture repairP-AR1パンク修理関連あり
A2bicycle puncture repairP-AR2パッチ修理と交換の比較関連あり
A3bicycle puncture repairP-BR3ブレーキ調整関連あり
A4bicycle puncture repairP-CR4高速で坂を下る動画無関係
B1bike brake adjustmentP-AR1A1と同じパンク修理のリール関連あり、重複
B2bike brake adjustmentP-BR5ブレーキ点検関連あり
B3bike brake adjustmentP-DR6修理方法の解説がない修理広告除外
B4bike brake adjustment不明R7パンク修理の手順関連あり、クリエイター情報が欠損

A3はパンクに関する語句で取得されましたが、リールの内容はブレーキ調整の解説です。トピックの基準には基本的な修理が含まれるため、A3は関連ありのままにします。B1はブレーキに関する語句で取得されましたが、A1と同じリールです。

8行には、重複を除くと7本のリールが含まれています。B1はR1の重複なので、R1は1回だけ数えます。7本のリールIDは、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7です。

そのうち、関連するリールはR1、R2、R3、R5、R7の5本です。R4は坂を下る動画です。修理方法を解説していないため、除外します。R6は解説のない修理広告です。こちらは別の理由で除外します。書き出した基準で求めたのは解説であり、商品の宣伝文句ではありません。

関連するリールのうち、クリエイターIDがあるのはR1、R2、R3、R5の4本です。この4本は、2人のクリエイターの投稿です。P-AにはR1とR2があります。P-BにはR3とR5があります。R7は、関連するリールの5本目です。クリエイターは不明です。R7を、確認済みの3人目として扱うことはできません。

P-Aは、A1、A2、B1の3行に登場します。B1はR1の重複です。したがって、P-Aの関連リールは、重複を除くと2本です。P-Bは2行に登場し、重複のない関連リールが2本あります。

架空のプロフィール確認の結果は、次のとおりです。P-Aは、対象言語で基本的な修理を解説しています。このプロフィールの確認は完了しています。P-Bには、役立つブレーキ関連のコンテンツがあります。P-Bの最近の投稿の確認は、まだ終わっていません。都市は両者とも不明です。どの行にも都市の明示はありません。P-Cは、動画がトピックと無関係なので除外します。P-Dは、広告が修理方法を解説していないため除外します。

架空の例:自転車修理
クリエイター重複を除いた関連リール数トピックへの適合確認状況所在地判断
P-A2基本的な修理という条件に適合手作業での確認完了不明候補入り
P-B2ブレーキに関する内容として適合最近の投稿の確認は保留不明保留
不明1パンク修理に関する内容として適合投稿者の特定は未解決不明未解決

P-Aを、次の調査段階に進める候補に入れます。P-Bは、最近のリールを確認するまで保留にします。R7については、クリエイターを追加する前に投稿者を特定します。トピックや名前が似ているという理由で、R7をP-Aやほかの誰かに結び付けないでください。

これらの行から売上について主張しないでください。リールを見た人数について主張しないでください。フォロワーの質について主張しないでください。提携先として適していると主張しないでください。都市内のクリエイターを網羅していると主張しないでください。条件に合うリール2本は、P-Aを次の調査段階に進める根拠にしかなりません。P-Aが提携先に適している証拠にはなりません。

この架空のデータには、確認不可の行はありません。実際の実行では、行を読み込めなかったという理由で、クリエイターを無関係と判断しないでください。

行数を基にした割合が誤解を招く理由

8行すべてをまとめて1つの割合にすると、異なるものが混ざります。

8は、クエリのヒット数です。クリエイター数ではありません。リール数ですらありません。ヒットの1つであるB1は、R1の重複です。

重複を行数に含めたままだと、関連する行は6行に見えます。該当するのはA1、A2、A3、B1、B2、B4です。この6という数は、同じリールを2回数えています。重複を除いた関連リール数は、6本ではなく5本です。

その5本のリールは、確認できたクリエイターアカウント5件を意味しません。そのうち4本は、確認できた2件のクリエイターアカウントに対応します。5本目のリールであるR7には、クリエイターIDがありません。

P-CとP-Dはどちらも除外しますが、理由は同じではありません。行数を基にした割合では、その違いが見えなくなります。クエリのヒット数と、確認できたクリエイターアカウント数の違いも見えなくなります。

行数を基にした割合が誤解を招く理由
集計項目値具体的な意味
収集した行数8クエリのすべてのヒット
重複を除いたリール数7R1の重複を除いた数
重複を除いた関連リール数5R1、R2、R3、R5、R7
投稿者を特定できた関連リール数4R7は含まない
特定できた候補クリエイター数2P-AとP-B
投稿者の特定が未解決の関連リール数1R7のみ

判断にはクリエイターの表を使います。その表の代わりに、関連性の割合を報告しないでください。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

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