3枚の人物写真カードが中央の本につながり、その先にチェック印とバツ印の付いたカードがある。

コメントが少数なら、対象の公開投稿を手作業で記録するところから始めます。管理しているアカウントから取得した確認済みのエクスポートデータがあり、必要なコメントIDと投稿者IDが含まれているなら、それを使ってください。手作業の記録では足りない場合は、収集ツールを使います。以下の方法では、重複を除いたコメントの表と、IDが判明している投稿者アカウントの表を作り、両者を関連付けます。

1. コメント参加数の集計範囲を決める

データを収集する前に、調査の問いを書き出します。例えば、「対象の投稿で観測したトップレベルコメントには、IDが判明しているアカウントがいくつ現れるか」という問いです。トップレベルコメントとは、別のコメントへの返信ではなく、投稿に直接付けられたコメントです。

次の情報を表と一緒に保存してください。

1. コメント参加数の集計範囲を決める
項目記録する内容
対象の投稿公開投稿またはリールの正確なURL
観測期間コメントを確認または収集した日時
コメントの投稿日期間コメントの投稿日時に設けた制限
対象コメントの範囲トップレベルコメントのみ
収集上限投稿ごとに収集を要求したコメントの最大件数
コメントの順序収集時に選んだ順序
集計範囲投稿別、対象投稿全体、またはその両方

観測期間とコメントの投稿日期間は、目的が異なります。コメントの投稿日は、収集日より前の場合があります。両方の日付が分かる場合は、どちらも保存してください。

対象投稿全体をまとめて集計する場合は、同じアカウントを全投稿で1回だけ数えます。投稿別のアカウント数を足して、重複を除いたアカウント数として報告しないでください。同じアカウントが複数の投稿にコメントすることがあるためです。

公開された質問には、特定の投稿にコメントしたユーザーを見つける方法を尋ねるものがあります。この質問は、既知の投稿と、そのコメント投稿者から調べ始める根拠になります。ただし、閲覧者全体についての主張や、この方法への需要を裏付けるものではありません。公開された質問、2026年8月11日取得。質問記録1件。

2. 参照元を選び、少量を収集して確認する

手作業の記録に十分な情報があり、調査の問いに答えられるなら、その記録を使います。投稿のURLと、各コメントの根拠となる参照元の情報を保存してください。変わらない投稿者IDを確認できない場合は、投稿者を未特定のままにします。表示されているユーザーネームだけでは、必要なIDの代わりになりません。

既存のアカウント所有者向けエクスポートデータを使う場合は、最初に対象範囲と項目を確認します。所有者だけが閲覧できる記録は、公開コメントの記録と分けてください。公開コメントは、購入の証拠にはなりません。購入者だと判断するには、購入記録自体の参照元と、その記録が該当アカウントに結び付くことの確認が必要です。

より多くの公開コメントを収集する場合は、文書に記載された機能が用途に合うツールとして、Instagram Comments Scraperがあります。Actorとは、ホスト上で動作するデータ収集プログラムです。このActorの文書には、ログインやCookieなしでInstagramの公開トップレベルコメントを収集すると記載されています。ただし、アカウント数の集計と確認は利用者が行います。

以下は、提示された少量収集用の入力設定です。使う前に、サンプルのURLを対象の公開投稿またはリールのURLに置き換えてください。

json
{"collectAllAvailable":false,"commentSortMode":"default","maxCommentsPerPost":10,"postUrls":["https://www.instagram.com/reel/DZu6dkVyImf/"]}
2. 参照元を選び、少量を収集して確認する

各設定の意味は次のとおりです。

  1. `postUrls`には、確認する公開投稿またはリールのURLを指定します。
  2. この入力では、`maxCommentsPerPost`により、保存する重複のないトップレベルコメントを投稿ごとに10件までに制限します。
  3. `commentSortMode`は、コメントの順序を既定のままにします。
  4. `collectAllAvailable`は`false`のままなので、上限が適用されます。

入力形式は、指定できる項目と値を定義した公開スキーマと照合しました。スキーマは、入力の構造を定めた仕様です。このガイドのための収集は実行していません。文書で確認したビルドは0.1.21で、確認日は2026年10月25日です。公開ビルドと項目の定義、2026年10月25日確認。文書の確認のみ。

このActorの文書には、省略可能な項目として`commentsFrom`と`commentsUntil`も記載されています。これらはコメントの投稿日時で絞り込み、指定した開始日と終了日も対象に含めます。提示した入力には含まれていません。追加する場合は、設定値を結果と一緒に記録してください。

順序の選択肢である`newest`と`oldest`は、収集したサンプルを日付順に並べます。並べ替えたサンプルを、すべてのコメントを収集できた証拠として扱わないでください。上限を外しても、全件を収集できた証拠にはなりません。公開フィードの終端、時間切れ、参照元の障害によって、収集が終了する場合があります。

公開のExport Instagram Comments to CSV Task、2026年10月25日確認。ページの存在確認のみもあります。Taskとは、保存済みの入力設定です。認証済みアカウントを使った保存設定の確認は行っておらず、このガイドのための実行も行っていません。使う前に入力を確認してください。CSVは、値をカンマで区切って表データを保存するファイル形式です。

3. 集計前に参照元の項目を保存する

元のエクスポートデータは変更せずに保存します。各結果を参照元と照合できるように、コピーから作業用の表を作成してください。

文書に記載された次の項目を保存します。

3. 集計前に参照元の項目を保存する
項目意味と用途
`commentId`変わらないコメントID。同じコメントを繰り返し観測した記録の識別に使う
`postId`Instagramの投稿ID。欠けている場合がある
`postUrl`投稿の標準的な参照元URL
`postShortCode`投稿またはリールのURLに含まれる短い識別コード
`ownerId`投稿者のアカウントID。判明している値をアカウント数の集計に使う
`ownerUsername`投稿者の公開ユーザーネーム。参照元の確認用に保存する
`text`公開コメントの本文
`createdAt`コメントの投稿日時。値が欠けている場合もある
`collectedAt`Actorがコメントを収集した日時
`likesCount`公開コメントのいいね数。取得できない場合がある
`repliesCount`公開されている返信の件数。取得できない場合がある
`ownerVerified`認証の有無を示す値。取得できない場合がある

表計算ソフトがIDを丸めたり形式を変えたりしないように、IDは文字列として保存します。投稿者の項目は`ownerId`です。参照元の行を照合する際は、この項目名をそのまま使ってください。

文書に記載された日時はUTC、つまり協定世界時を使います。元の日時を保存してください。現地時刻を表示する場合は、タイムゾーンを明記し、参照元の値も残します。

欠損値はゼロではありません。文書に記載された出力では、`null`は取得できないことを意味します。例えば、`likesCount`が`0`なら、いいね数がゼロだと分かっています。`null`なら、いいね数を取得できていません。同様に、`ownerVerified`が`false`なら、認証されていないことが分かっています。`null`なら不明です。

`repliesCount`の値は件数であり、その返信の本文や投稿者の記録ではありません。収集したコメントの行に返信件数を加えたり、その値から投稿者数を増やしたりしないでください。現行の入出力仕様では、フォロワー一覧やいいねしたアカウントの一覧は出力しません。出力の定義と収集範囲、2026年10月25日確認。実行結果なし。

4. アカウント表の前にコメント表を作る

まず、異なる`commentId`ごとに1行の表を作ります。ここでいう「重複を除く」とは、同じIDを1回だけ載せることです。

次の手順で進めます。

  1. 同じ`commentId`を持つ重複行をまとめます。
  2. 集計用にコメント記録を1件残します。
  3. そのコメントを観測した参照元の全行へのリンクを残します。
  4. 複数回確認した場合は、収集日時を別の収集ログに保存します。
  5. 本文が同じでも、コメントIDが異なる場合は別のコメントとして残します。

同じアカウントによる2件のコメントは、2件のまま数えます。同じコメントを繰り返し観測した記録の重複を除く処理と、同じ投稿者を1回だけ数える処理は別です。

表を確定する前に、参照元の行に矛盾がないか確認します。同じコメントIDに対して、記録ごとに異なる投稿者IDがある場合は、根拠となる情報を保存してください。確認が済むまで、投稿者との対応は未確定とします。集計を完成させるためだけに、どれかのIDを選ばないでください。

作業用の記録に使えるコメントIDがない場合は、確認できるまで、重複を除いた確定済みコメントの合計に含めません。本文が同じでも、2つの記録が同じコメントを指す証拠にはなりません。

次に、判明している`ownerId`ごとに1行のアカウント表を作ります。各アカウントを、その根拠となるコメントIDに関連付けてください。自分で作成する表には、次の列を使います。

4. アカウント表の前にコメント表を作る
アカウント表の列記載する内容
投稿者ID参照元で判明している1つの`ownerId`
根拠となるコメントIDそのIDに関連付けた、重複のないコメント
対象の投稿それらのコメントを観測した投稿
観測したユーザーネームそれらの記録に関連する、参照元のユーザーネーム
コメント数関連付けた、重複のないコメントの件数

これらは分析用に自分で作る列です。Actorが追加で出力する項目ではありません。

投稿者IDが欠けている記録は、IDが判明しているアカウントの表に含めません。欠けているIDをすべて1つの「不明なアカウント」にまとめないでください。それでは、根拠のない同一アカウントの関連付けを作ってしまいます。該当するコメントは、未解決の記録として別の表に保存してください。

5. アカウント数と投稿者不明のコメント数を分けて数える

確認済みのコメント表から、主に次の3つの値を計算します。

  1. 重複を除いたコメント数:判明している`commentId`の異なる値の数。
  2. IDが判明している投稿者アカウント数:それらのコメントに関連付いた、判明している`ownerId`の異なる値の数。
  3. 投稿者不明のコメント数:重複を除いたコメントのうち、投稿者の情報が欠けているか、投稿者を特定できていないものの件数。

報告では単位を明記してください。コメント件数、アカウント数、人数はそれぞれ異なる単位です。

投稿者不明のコメントは、すでに表にあるアカウントのものかもしれません。別のアカウントのものかもしれません。投稿者不明の複数のコメントが、同じ投稿者のものである可能性もあります。そのため、欠けている投稿者IDごとに1アカウントを加算しないでください。

「人数」ではなく「アカウント数」を使います。1人が複数のアカウントを運用することがあり、提示された資料からは各アカウントの運用者を特定できません。また、コメントはフォロワーであること、購入したこと、アカウント間に関係があることの証拠にはなりません。

6. 独自に作成した架空の例で計算を確認する

独自に作成した架空の例:この例のIDと件数はすべて架空です。表は方法を説明するためのもので、Actorの実行結果ではありません。以下の6行には、それぞれ異なる6つのコメントIDがあります。

6. 独自に作成した架空の例で計算を確認する
コメントID投稿者ID扱い
C1AIDが判明しているアカウントAに関連付ける
C2AIDが判明しているアカウントAに関連付ける
C3BIDが判明しているアカウントBに関連付ける
C4欠損投稿者を未特定のままにする
C5CIDが判明しているアカウントCに関連付ける
C6CIDが判明しているアカウントCに関連付ける

IDが判明しているアカウントの表は、次のとおりです。

6. 独自に作成した架空の例で計算を確認する
投稿者ID根拠となるコメントID重複を除いたコメント数
AC1, C22
BC31
CC5, C62

投稿者不明のコメントの表には、次の記録が入ります。

6. 独自に作成した架空の例で計算を確認する
コメントID投稿者ID扱い
C4欠損アカウントを割り当てずに保存する

計算は次のとおりです。

  • 投稿者IDが判明しているコメント数:2件 + 1件 + 2件 = 5件。
  • 重複を除いた全コメント数:投稿者IDが判明している5件 + 投稿者不明の1件 = 6件。
  • IDが判明している投稿者アカウントの重複を除いた数:アカウントA + アカウントB + アカウントC = 3アカウント。
  • 投稿者不明のコメント数:1件。

報告には、次のように記載します。「観測した記録には、重複のないトップレベルコメントが合計6件あります。そのうち5件は、IDが判明している3つの投稿者アカウントによるもので、1件は投稿者不明です。」

アカウント数をちょうど4つと報告しないでください。C4は、A、B、Cのいずれか、または別のアカウントによるものかもしれません。6人、フォロワー3人、あるいは確認済みの顧客がいるとも報告しないでください。

C2とC6はコメント数に含めたままにします。ただし、IDが判明しているアカウント数は増やしません。C4は未解決のまま残し、削除したり、推測した投稿者に割り当てたりしません。

7. 必要な場合だけ公開プロフィール情報を加える

コメント参加数の集計に、プロフィール全体の確認は必要ありません。調査の問いに答えるために現在の公開アカウント情報が必要な場合だけ、プロフィールを確認します。

確認するのは、正しいと確認できた既知の公開プロフィールURLだけにします。確認日を保存し、プロフィール表はコメント表やアカウント表と分けてください。不確かなユーザーネームを、アカウントとの対応が確認できたものとして扱わないでください。

後日確認したプロフィールが示すのは、その確認時点で取得できた情報です。フォロワーであること、購入者であること、2つのアカウント間に関係があることの証明にはなりません。また、同じアカウントだと確認できる対応関係がなければ、不明だった投稿者を判明したものとして扱うこともできません。

後でプロフィール記録の重複を整理する必要が生じた場合は、別のInstagramプロフィールの同一性確認ガイドを使ってください。それは、後の段階で行うプロフィール記録の作業です。コメント参加数の集計には、コメントの参照元IDを使い続けてください。

次の作業が懸賞への応募内容の確認なら、Instagramプレゼント企画の応募確認ガイドを使ってください。この参加数の集計では、応募資格の有無は決まりません。観測したコメント投稿者のアカウントが、自動的に有効な応募となるわけではありません。

8. 表を確認し、収集上の制限を明記する

次の確認項目をすべて満たしてから、結果を確定してください。

  1. 集計したすべてのコメントが、参照元の行と対象の投稿に関連付いている。
  2. 集計したすべてのアカウントが、投稿者IDの判明しているコメントに少なくとも1件関連付いている。
  3. 同じコメントを繰り返し観測しても、重複を除いたコメント数が増えていない。
  4. 同じ投稿者によるコメントが複数あっても、IDが判明しているアカウント数が増えていない。
  5. 欠けている投稿者IDを未解決のまま残している。
  6. 投稿者IDが判明しているコメント数と投稿者不明のコメント数の合計が、重複を除いたコメント総数と一致している。
  7. 報告に対象の投稿、収集日時、対象コメントの範囲、上限を記載している。

確認項目を満たせない場合は、該当する記録を保存し、理由を記載します。次の判断表を使ってください。

8. 表を確認し、収集上の制限を明記する
状況次の対応
投稿者IDが欠けている投稿者不明のコメントとして数える
1つのコメントに対して異なる投稿者IDが記録されている参照元を確認し、投稿者との対応は未確定のままにする
投稿日時が欠けている日時は不明のままにし、指定した日付範囲に入るかを推測しない
投稿のコメントを収集していない、または確認していないどこまで取得できているかは不明と記載する
保存したサンプルが設定上限に達している上限を報告し、全件を取得したとは主張しない
対象の投稿について保存したコメントがない保存したコメントは0件と報告する。投稿にコメントがないと判断する前に確認する
返信件数はあるが、返信の記録がないそれらの返信をコメント投稿者数の計算から除外する

収集件数が上限未満でも、全件を取得できた証拠にはなりません。観測した内容を報告してください。別の根拠で裏付けられない限り、「すべてのコメント投稿者」という表現は避けます。

繰り返し収集する場合は、収集ログを保存し、エクスポート間でコメントIDを照合します。文書に記載された入力には、前回実行以降のデータだけ、または新しいコメントだけを取得する切り替え設定はありません。再実行すれば新しい記録だけが返るとは考えないでください。入力の範囲、2026年10月25日確認。文書に記載された設定のみ。

報告では、コメント数、IDが判明しているアカウント数、投稿者不明のコメント数、投稿ごとの取得状況、収集上限をまとめて示してください。返信、フォロワー、いいねしたアカウント、非公開の顧客記録は、この公開トップレベルコメントの分析には含まれないと明記します。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

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