
まず、必要な公開コメントを手作業で記録してください。権限を持つ管理者に、すでに管理している記録を使って入金を確認してもらいます。公開コメントの収集ツールは、出典データの保存には役立ちますが、支払いを確認することはできません。このガイドでは、寄付者の非公開情報を公開せずに、この2種類の証拠を明確に分けて管理する方法を説明します。
1. 対象の公開投稿と記録の目的を決める
記録の対象とする元の公開投稿を明記してください。元の投稿ごとに、ウェブ上のアドレスであるURLを保存します。シェアされた投稿も確認する場合は、そのアドレスを別に保存してください。シェアされた投稿に元のコメントも引き継がれるとは考えないでください。
このガイドの背景には、具体的な読者の悩みがあります。2024年9月10日の公開コメントには、レスキュー活動のコミュニティでは寄付の約束の履歴が分かるため、コメント履歴が必要だと書かれています。これは、文脈を保存する必要性を裏付けます。ただし、特定の表計算シートの設計に需要があることを証明するものではありません。以下の台帳は、手作業による方法の提案です。寄付の約束の履歴に関する公開コメント。2024年9月10日公開、2026年10月25日確認。この問題についての公開された体験談1件を参照してください。
収集を始める前に、次の項目を記録してください。
- 目的。たとえば、後で管理者が確認できるように、表明された約束を保存すること。
- 把握している元の公開投稿のアドレス。
- 別途確認が必要な、把握しているシェア投稿のアドレス。
- 確認の対象期間。
- 管理者が保有する入金の証拠を確認できる人。
- 保存した出典記録にアクセスできる人。
この方法は、Facebookのシェア機能を修復したり、関連投稿をすべて見つけたりするものではありません。確認できた公開の証拠を保存し、管理者による入金確認とは分けて管理する方法です。
目的は、Facebookコメントを顧客の意見収集に使う方法とも異なります。そちらは話題を分類する方法です。ここでは、約束の正確な内容と、確認済みの証拠とのつながりを保存する必要があります。
2. 公開コメントを正確に記録する
コメントが少数なら、手作業で記録を保存してください。正確な原文と元の出典アドレスを残します。金額だけをコピーすると、その意味を変え得る条件が失われます。
IDは識別子のことで、1件の記録を指定するための値です。FacebookのIDは、取得したとおりに正確に保存してください。コメントIDが識別するのはコメントです。支払いを識別したり、誰が決済アカウントを管理しているかを証明したりするものではありません。
コメント表に次の項目を保存してください。
| 項目 | 保存する内容 |
|---|---|
| `source_comment_id` | 取得できる場合は、正確なコメントID |
| `source_comment_url` | 取得できる場合は、コメントへの直接のアドレス |
| `source_post_id` | コメントが属するコンテンツのID |
| `source_post_url` | そのコンテンツ自体のアドレス |
| `original_post_url` | 把握している元の投稿のアドレス |
| `source_text` | コメントの正確な原文 |
| `published_at` | 取得できる場合は、公開されている投稿日時 |
| `observed_at` | 記録を保存または確認した日時 |
| `source_author_id` | 取得可能な公開の投稿者ID |
| `thread_reference` | 取得可能な親コメントと最上位コメントの参照情報 |
| `source_note` | 不足している文脈、シェア投稿の文脈、収集上の制約 |
投稿日時と観測日時は分けてください。観測日時は、あなたがコメントを見た日時です。投稿者がコメントを書いた日時ではありません。
エクスポートしたファイルは、それぞれ変更を加えていないコピーを保存してください。アクセスは必要な人に限定します。報告には、架空の記録か、非公開情報を削除した記録を使ってください。非公開情報を削除した記録とは、個人の非公開の詳細情報を取り除いたものです。寄付者の連絡先や、管理者だけが閲覧できる入金の証拠を公開しないでください。
公開データを項目ごとに整理して取得する必要がある場合はActorを使う
Actorは、決められた処理を行うApifyのプログラムです。Chronometrica Facebook Comments Scraperは、指定したコンテンツのリンクから、取得可能な公開コメントと返信を収集します。文書に記載された入力仕様では、公開の投稿、リール、動画、写真のリンクを1〜100件指定できます。対応している短縮リンクとシェアリンクも使えます。ページ、グループ、プロフィール、ストーリーズ、非公開コンテンツへのリンクは、この入力仕様の対象外です。
文書に記載された出力には、コメントID、取得可能な本文、スレッドの参照情報、収集日時、取得可能な投稿日時が含まれます。コメントが属するコンテンツの`contentId`と`postUrl`も含まれます。任意項目の値は欠ける場合があります。Actorの仕様。2026年10月25日確認、デフォルトビルド2.0.9。文書に記載された項目のみを確認し、実行結果は未確認を参照してください。
次の短い入力例は、対応する形式を示しています。
{
"collectAllAvailable": false,
"commentSortMode": "all",
"includeReplies": true,
"maxResultsPerPost": 10,
"startUrls": [
"https://www.facebook.com/reel/1733966934399341"
]
}`startUrls`のサンプルアドレスを、把握している公開コンテンツのアドレスに置き換えてください。この例で確認したのは、入力形式だけです。実行はしておらず、そのリールのコメントに関する証拠ではありません。
この入力では、`maxResultsPerPost`によって、保存するコメントと返信の合計が指定URLごとに10件までに制限されます。返信もこの上限に含まれ、それぞれ課金対象の別行として扱われます。`commentSortMode`は要求する並び順を変更します。`all`を指定しても上限は解除されません。`collectAllAvailable`はfalseのままです。
任意項目の`commentsFrom`と`commentsUntil`は、投稿日時で絞り込みます。日付フィルターを設定すると、日付が公開されていないコメントは除外されます。`collectAllAvailable`で取得件数の上限を解除すると、費用が大幅に増える可能性があります。その場合も、公開の取得元にそれ以上のデータがない、課金上限に達した、時間切れになった、取得元で障害が発生した、といった理由で収集が止まることがあります。これらは文書に記載された制御機能であり、このガイドのために実行して得た結果ではありません。
`commentId`を`source_comment_id`に、`contentId`を`source_post_id`に、`text`を`source_text`に、`scrapedAt`を`observed_at`に対応付けてください。`publishedAt`は別に保存します。`parentCommentId`、`rootCommentId`、`isReply`を使って、スレッドの文脈を残してください。`commentUrl`、本文、日付が取得できない場合は、取得できない状態のままにしてください。
3. 寄付約束台帳を作る
台帳の各行には、確認済みの約束の識別情報を1つ記録してください。約束の識別情報とは、表明された1つの約束を区別するための参照情報です。複数のコメントが同じ約束を繰り返す場合があるため、コメントIDとは別に管理します。
次の項目を使ってください。
| 項目 | 記録のルール |
|---|---|
| `pledge_reference` | 変更しない内部用の約束の参照番号を割り当てる |
| `source_comment_id` | 保存した出典コメントに関連付ける |
| `source_post_id` | コメントが属するコンテンツに関連付ける |
| `stated_amount` | 正確な原文で裏付けられる金額を入力する |
| `currency_if_stated` | 明記されている場合だけ通貨を入力する |
| `condition` | 約束に付いている条件をすべて保存する |
| `checked_status` | 確認済みの内容と未解決の内容を記す |
| `evidence_reference` | 状態の根拠となる出典や管理者による確認を参照できるようにする |
| `checked_at` | 確認した日時を記録する |
| `reviewer` | 確認した人を記録する |
金額の空欄は不明を意味し、ゼロではありません。コメントに金額だけが書かれ、通貨が書かれていない場合は、通貨を不明のままにしてください。ページの所在地や他のコメント投稿者の言葉から通貨を決めないでください。
条件は金額のそばに残してください。条件の文言を削除して、条件付きの約束を無条件の約束に変えないでください。条件が満たされたか不明な場合は、その不確かさを記録します。
状態には、証拠の状況を表す言葉を使ってください。たとえば、保存した約束の表明、確認済みの撤回、未解決の変更を区別します。状態の表示によって、公開の発言を入金確認済みの記録として扱ってはいけません。
コメントが複数あっても、約束や人数が複数とは限りません。公開されている投稿者の情報は、寄付者の本人確認の証拠にはなりません。これは、Facebookの機能要望から製品開発の優先順位を決める方法とも異なります。コメントの繰り返しやアカウント数だけでは、支払いの約束がいくつあったかは確定できません。
4. 繰り返しのコメントと変更された文言を日付付きで保存する
同じ約束を重複して追加せずに、繰り返し観測した記録を保存してください。
後の収集で同じコメントIDが見つかった場合は、新しい観測日時を保存してください。表示される文言が変わっていた場合は、変更前と変更後の両方を日付付きの版として保存します。版とは、ある日時の記録の状態を保存したものです。以前の文言を上書きしないでください。
公開されている編集日時は、証拠がある場合だけ記録してください。今日初めて文言の変更に気付いた場合、確定できるのは今日その変更を観測したことです。投稿者がいつ変更したかは確定できません。
2つ目のコメントが、それ以前の約束を繰り返している場合があります。一方で、1人の投稿者が複数の約束をする場合もあります。似た文言や同じ表示名だけでは、どちらなのかは判断できません。
複数のコメントを1つの約束に関連付けるには、次の手順で確認します。
- 各コメントを別々の出典データ行として保存します。
- 約束の参照番号との対応案を記録します。
- 管理者が保有する参照情報や、対応関係を証明するその他の証拠を手作業で確認します。
- 確認結果、日付、確認者を保存します。
- 対応関係が裏付けられた場合だけ、約束の識別情報を統合します。
確認が完了していない場合は、対応関係を未解決のままにしてください。その状態で算出した金額を、確定した合計として示さないでください。
後のエクスポートにコメントがないことは、約束の撤回を意味しません。最後に保存した記録を残し、その後に観測した状態を正確に記してください。公開の発言がないことから、支払い、返金、撤回を推測しないでください。
5. 管理者から提供された入金記録を別の表で管理する
権限を持つ管理者が、すでに管理している記録を使って入金を確認します。Actorは、その入金記録を収集せず、非公開グループの閲覧や送金の検証も行いません。コメントの非表示、削除、承認、公開も行いません。これらの制限は、Actorの仕様。2026年10月25日確認。公開データの収集範囲であり、支払いの検証は対象外に記載されています。
確認に必要な参照情報だけを保存してください。寄付者の非公開記録を公開コメントのファイルにコピーしなくても、参照情報によって、権限を持つ管理者が保有する証拠を示せます。この収集手順に、決済の認証情報や金融口座へのアクセスを含めないでください。
入金記録は別の表で管理してください。
| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| `receipt_reference` | 入金記録に割り当てる、変更しない参照番号 |
| `confirmed_amount` | 確認した入金記録で裏付けられる金額 |
| `receipt_currency` | その証拠に示されている通貨 |
| `receipt_date` | 管理者の記録で裏付けられる入金日 |
| `receipt_state` | 確認済みの入金記録の状態 |
| `owner_evidence_reference` | 管理者が保有する証拠への、アクセスを制限した参照情報 |
| `checked_at` | 入金の証拠を確認した日時 |
| `reviewer` | 確認した人 |
一部の金額の送金、約束の撤回、返金には、それぞれ確認済みの記録が必要です。以前の記録を保存し、後の変更を関連付けてください。現在の集計を単純に見せるために、履歴を消さないでください。
入金確認済みの記録が、どの約束にも対応付けられない場合があります。同様に、保存した約束に対応する入金確認済みの記録がない場合もあります。どちらも見える状態で残してください。対応する入金記録がないということは、対応関係が未確認という意味です。その人が支払わなかった証拠にはなりません。
6. 検証済みの参照情報がある場合だけ対応付ける
照合とは、記録間の違いを見える状態にしたまま、対応関係を確認することです。ここでは、寄付約束台帳と別の入金記録表を照合します。
次の項目で対応付けの履歴を作成してください。
| 項目 | 目的 |
|---|---|
| `pledge_reference` | 確認対象の約束を特定する |
| `receipt_reference` | 対応候補の入金記録を特定する |
| `matched_amount` | 確認済みの対応関係で裏付けられる金額を記録する |
| `match_status` | 検証済みの対応関係と未解決の対応関係を区別する |
| `match_evidence_reference` | 対応関係を裏付ける、管理者が保有する証拠を特定する |
| `checked_at` | 対応関係を確認した日付を記録する |
| `reviewer` | 対応関係を確認した人を特定する |
権限を持つ管理者が利用できる、検証済みの本人確認情報と参照情報の証拠を使ってください。表示名だけでは不十分です。金額が同じというだけでも不十分です。公開のお礼の言葉だけでも不十分です。
証拠で裏付けられるのが約束した金額の一部だけなら、その部分を記録してください。約束の全額まで増やしてはいけません。本人確認や参照情報に不確かな点が残る場合は、対応候補を未解決のままにしてください。
異なる通貨は分けてください。通貨が明確でない合計値では、読者が使える金額になりません。
7. 計算例:同じ約束の繰り返し1件と撤回1件
独自に作成した架空の例です。以下の約束、コメント、入金記録、管理者による確認は、すべて架空のものです。実際の寄付やActorの実行結果ではありません。
ボランティアが、次の公開記録を保存します。
| コメント | 掲載先 | 約束の参照番号 | 表明された金額 | 確認済みの対応関係 |
|---|---|---|---|---|
| C1 | 元の投稿 | P1 | 100 USD | P1の出典 |
| C2 | 元の投稿 | P2 | 50 USD | P2の出典 |
| C3 | シェア投稿 | P1 | 100 USD | 管理者の確認でP1の繰り返しと判明 |
コメント記録は3件、約束の参照番号は2つあります。C3は保存しますが、100 USDを重複して加算しません。管理者による確認で、C3がP1を繰り返したものだと分かっています。
続いて、管理者が別々の確認済み記録を2件提供します。
| 管理者の記録 | 確認済みの証拠 | 関連付けた約束 | 金額 |
|---|---|---|---|
| R1 | 入金確認済みの記録 | P1 | 70 USD |
| W1 | 約束を撤回するメッセージ | P2 | 50 USD |
W1は撤回の記録であり、入金記録ではありません。R1はそれとは別の入金確認済みの記録で、P1に対応付けられています。
計算は次のとおりです。
- 当初表明された約束の金額:100 USD + 50 USD = 150 USD。
- 撤回を確認した約束の金額:50 USD。
- 撤回後に残る約束の金額:150 USD − 50 USD = 100 USD。
- 対応付けられた確認済み入金額:70 USD。
- P1に対する未確認の残額:100 USD − 70 USD = 30 USD。
5つの数値をすべて、それぞれの項目名とともに報告してください。当初の150 USDは、表明された内容を残すための金額です。確認済みの撤回によって、その後の変更を説明できます。確認済みの70 USDの根拠はR1であり、公開コメントではありません。
30 USDは、P1で表明された約束のうち、入金が未確認の部分です。支払義務のある金額でも、利用可能な現金でもありません。Actorは送金を検証していません。この例では、P2の入金記録は提供されていません。その不在を、支払額がゼロと確認されたかのように書き換えてはいけません。
8. 報告前に記録を確認する
別の確認者に、各約束を出典までたどり、確認済みの各対応関係を管理者が保有する証拠までたどって確認してもらってください。その確認者には、台帳全体、対応付けの履歴、関連する出典の各版を渡します。
次の基準を満たしているか確認してください。
- すべての約束に出典の参照情報があり、正確な原文が保存されている。
- 投稿日時、観測日時、確認日時が分けられている。
- 記載のない金額や通貨が、不明のままになっている。
- 証拠なしに、繰り返しのコメントから約束を重複して追加していない。
- 変更された文言が、日付付きの版として残っている。
- 確認済みの各入金に、管理者が保有する証拠への個別の参照情報がある。
- 各対応関係に、名前や金額の一致以外の証拠がある。
- 撤回、変更、返金について、確認済みの記録が保存されている。
- 対応付けられていない記録と未解決の金額が見える状態で残っている。
- 各合計に、明確な通貨と証拠の種類を示す表示がある。
未解決の記録によって合計が変わる可能性がある場合は、合計を確定しないでください。代わりに、分かっている金額を示し、確認の限界を説明してください。
収集が保存行数の上限に達した場合は、その上限を報告してください。日付フィルターによって日付のないコメントを除外した場合は、その除外を報告してください。出典リンクで必要な文脈を確認できなくなった場合は、保存済みの観測記録を残し、今回の確認は未完了と記してください。いずれの状態も、寄付者を非難する根拠にはなりません。
出典と参考資料
- レスキュー活動での寄付の約束の履歴に関する公開コメント — 2024年9月10日公開、2026年10月25日取得。公開コメント1件のみ。ログイン状態での閲覧確認はなく、この方法への需要を証明するものではない
- Chronometrica Facebook Comments Scraperの仕様とREADME — 2026年10月25日確認。デフォルトビルド2.0.9。文書上の入出力仕様のみを確認。有料実行や実行時の信頼性試験は未実施
- Export Facebook Comments to CSV Task — 2026年10月25日確認。公開ページの存在のみを確認。保存済み設定は認証を伴う確認をしておらず、Taskも未実行
著者 Chronometrica · 更新日
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