4枚の画像カードに赤いバツ印が付いています。大きなカードが、書類と人物のアイコンを介して、チェックマーク付きのカードにつながっています。

この方法で得られるのは、確認済みの項目、利用不可の明示、未解決の項目を残した点検記録です。比較結果を保存することで役立つ記録になります。削除済みの動画や非公開動画の内容を復元するものではありません。項目の削除や置換も必須ではありません。

手元にある再生リストの記録から始める

最初に考えるべきことは、どのツールなら多くの動画を見つけられるかではありません。調べたい再生リストの項目が、どの保存記録に残っているかです。

手元にあるエクスポート済みの記録や保存一覧を使います。エクスポートとは、情報源から記録のコピーを取り出して保存することです。元のファイルは変更しないでください。別のコピーで作業し、後の確認で過去の根拠を上書きしないようにします。

次の情報を、公開せずに記録してください。

  1. 記録に対応する所有者のアカウント。
  2. 再生リスト名と、記録に含まれる場合は再生リストID。
  3. 記録を保存した日付。
  4. ファイル形式と元のファイル名。
  5. 判明している欠落部分を含む、記録の対象範囲。
  6. 元の記録に位置と重複した項目が保持されているかどうか。

IDとは、記録を区別するための識別子です。再生リストIDは再生リストを識別します。動画IDは動画を識別します。これらは、再生リスト内の項目を識別するIDとは異なります。

保存一覧がない場合は、作業を進める前にその制約を記録してください。現在の項目を調べて、確認できる根拠を保存することはできます。ただし、現在の表示だけでは、確認前に消えたすべての動画を特定できません。

ここで扱う問題は、削除や非公開によって隠れた項目です。この方法は、特定の表示切り替え機能がアカウントにあることを前提にしません。所有者向けの画面で表示される内容を調べてください。表示中の一覧に過去の全項目が含まれるとは考えず、残る不明点を未解決として残します。

再生リストの項目と動画を区別して保持する

再生リストの登録項目とは、動画と再生リストを結び付ける1つの項目です。同じ動画が、保存記録の複数の位置に現れることがあります。点検では、これらの位置を別々に保持する必要があります。

YouTube公式の`playlistItem`リソースは、この違いを示しています。このリソースには、独自のID、再生リストID、位置、動画IDがあります。`snippet.publishedAt`の時刻は、項目が再生リストに追加された日時を表します。動画の公開日時ではありません。これはスキーマの参照資料であり、この調査で所有者の非公開再生リストをエクスポートした証拠ではありません。YouTube PlaylistItemsリファレンス — 2026年10月25日確認。リソース構造のみ。

スキーマとは、記録に含まれるフィールドを定義したものです。フィールドとは、記録内の個々のデータ項目です。公式スキーマは、手元の情報源に実際に含まれるフィールドを理解するために使います。保存ファイルに、スキーマの全フィールドが含まれるとは考えないでください。

元の項目ごとに1行を割り当てた登録項目表を作ります。

再生リストの項目と動画を区別して保持する
保存する項目保持する内容
元のファイルと行元の項目を参照できる情報
再生リストID保存記録に含まれる場合は、再生リストの識別子
登録項目ID保存記録に含まれる場合は、登録項目の識別子
保存された位置元の記録どおりの位置
動画ID分かっている場合は、動画の識別子
保存されたタイトル記録に含まれる場合は、過去のタイトルの根拠
登録日記録に含まれる場合は、再生リストへの追加日
情報源についての注記判明している欠落部分とフィールドの意味

これらは、点検用に提案する列です。指標収集用のActorがこれらのフィールドを返すと主張するものではありません。

元の記録に登録項目IDがない場合は、元のファイルと行を参照できる情報を保持します。動画IDがない場合も行を残し、未解決と記します。公開情報の検索に使えないという理由で、項目を削除しないでください。

保存されたタイトルと現在のタイトルは別々に保持します。登録日と動画の公開日も区別します。不明な日付は不明のまま残してください。今日の確認日で、過去の記録にある不明な日付を埋めることはできません。

後で作業用の表示を並べ替える場合も、保存された位置を保持します。現在のタイトルや動画の公開日による並べ替えで、元の順序を上書きしないでください。

8つの手順で点検する

1. 確認する保存一覧を決める

点検の対象にする、保存済みの再生リスト記録を明記します。現在のデータを収集する前に、登録項目の行数を数えます。この数が、その記録で想定される登録項目数です。

記録が再生リストの一部だけを含む場合は、その旨を記してください。一部の記録を正しく照合しても、点検の対象はその一部に限られます。再生リスト全体の過去の内容を確定することはできません。

2. 登録項目の全行を保持する

元の記録のフィールドを、作業用の登録項目表にコピーします。行数が元の記録と一致していることを確認してください。

重複する動画IDも保持します。同じIDが繰り返されても、異なる動画が増えるわけではありません。ただし、各出現箇所は別々の登録項目です。ID、タイトル、日付がない行も残してください。

3. 重複のない動画ID一覧を別に作る

分かっている動画IDごとに1行を割り当てた、2つ目の表を作ります。この一覧は公開メタデータの確認に使います。メタデータとは、タイトルや公開日など、対象を説明するデータです。

元の登録項目は1つ目の表に保持します。IDの重複を除くのは、2つ目の表だけです。重複を除いた各IDが、どの登録項目の行に対応するかを記録します。

この作業では、分かっている動画を入力に使います。公開チャンネルから動画を探す機能は対象範囲が異なり、保存した再生リストへの登録を確認するものではありません。この収集範囲の違いは、YouTubeチャンネルのデータセットガイドで説明しています。

4. 分かっている動画を1つ入力して試す

重複を除いたID一覧から、対象の動画を1つ選んで始めます。後述する少量のActor入力を使います。Actorとは、サーバー上で動作してデータを収集するプログラムです。Taskとは、そのプログラム用に保存した入力設定です。

IDを追加する前に結果を調べます。返された動画の識別情報と状態を確認してください。実行が完了しただけでは、目的の動画から有用なデータを取得できた証拠にはなりません。

5. 結果を元の登録項目に結び付ける

採用した各結果を、完全に一致する動画IDに対応させます。その後、そのIDを持つすべての登録項目に結果を結び付けます。この操作を結合と呼びます。共通の識別子を使って行同士をつなぐ操作です。

一致する結果がない場合も、元の登録項目の行を保持します。結果の表で、保存済みの再生リスト記録を置き換えないでください。

6. 未解決の項目を直接調べる

所有者のアカウントで、対象の再生リストを開きます。可能であれば、分かっている動画のページと、そのサイトの動画プレーヤーを調べます。明確な理由が表示された場合は、その内容を記録してください。

理由の文言、情報源、確認時刻、使用したアカウントなどの条件を保持します。情報源に明確な理由がなければ、項目は未解決のままにします。一般的な検索失敗から、特定の原因を選ばないでください。

7. 件数を照合する

件数の照合とは、保存した項目の合計と、点検結果別の件数の合計が一致するかを確認することです。登録項目数と、重複を除いた動画ID数は別々に数えます。

元の各登録項目には、点検状態を1つ割り当てます。重複する動画も、元の登録項目の行に残す必要があります。後述する件数の確認で、その方法を示します。

8. 点検記録を保存し、再確認が必要な項目を決める

元の保存一覧、作業用の登録項目表、重複を除いたIDの確認表、根拠のメモをまとめて保存します。見直しが済んだら、点検記録を読み取り専用にしてください。

再生リストの項目を自動で削除または置換しないでください。未解決の項目を再び調べるか、再生リストを手動で変更するかは、別途判断します。

指標収集用のActorで、分かっている動画の公開情報を確認する

Chronometrica YouTube Metrics Scraperの資料には、分かっている動画を入力として、公開動画のメタデータと指標を取得すると記載されています。指標とは、再生回数などの数値による測定値です。この文書上の対象範囲は、点検で公開情報を確認する段階に適しています。ただし、再生リスト全体をエクスポートするツールという意味ではありません。

公開仕様では、範囲を限定したチャンネルからの動画検索にも対応しています。この機能は、保存した再生リストへの登録を示す根拠にはなりません。この方法では、分かっている動画IDか、動画の直接URLを使います。URLとは、ウェブ上のアドレスです。

次の少量の入力は、静的なスキーマ検査に合格しました。この検査では、入力の構造だけを確認しています。データ収集は実行していません。

json
{"maxItems":1,"startUrls":["https://www.youtube.com/watch?v=dQw4w9WgXcQ"]}
指標収集用のActorで、分かっている動画の公開情報を確認する

サンプルURLを、確認したい既知の動画URLに置き換えます。サンプルのアドレスは、スキーマを示すための例です。自分の再生リストに有用な結果を得られることの証拠ではありません。

`startUrls`フィールドには、指定する入力を入れます。`maxItems`フィールドは、実行全体で取得する指標の行数に上限を設けます。ここでは、動画1本を最初に確認するため、上限1が適しています。これだけでは、異なるIDを複数含む保存一覧を確認できません。後でまとめて処理する前に、適切な上限を設定し、対象の全IDが結果上でどう扱われたかを確認してください。

再生リストのURLを貼り付ければ、全登録項目がエクスポートされると考えないでください。今回の根拠として固定した仕様は、その主張を裏付けていません。

公開されているyoutube-engagement-metrics-tracker Taskを開くこともできます。使う前にサンプル入力を置き換えてください。ページとTask IDの存在は、2026年10月25日に確認しました。認証が必要な保存済み入力と、その実行は確認していません。

このActorは公開データを読み取ります。所有者だけが見られる再生リスト記録や、非公開動画は読み取りません。非公開または削除済みのコンテンツも復元しません。資料に記載された公開指標のフィールドにはコメント数が含まれますが、コメント自体の記録を収集するという意味ではありません。これらの制約は、確認した仕様に基づくものであり、実動作のテスト結果ではありません。Chronometrica Actor仕様 — 2026年10月25日確認。公開デフォルトビルドのスキーマとREADMEを参照。有料実行なし。

不明な部分を残したまま結果を保存する

重複を除いた動画IDの確認表を、別に保持します。結果が不明な場合も、試した各入力を残してください。

不明な部分を残したまま結果を保存する
保存する項目目的
確認対象の動画ID確認の試行を保存一覧に結び付ける
`inputUrl`入力として送信した情報源を保持する
`postId`返された動画の識別情報を確認する
`postUrl`返された動画のアドレスを保持する
`title`現在のタイトルの根拠を別に保持する
`publishedAt`動画の公開日時を保持する
`status`返された結果の状態を保持する
`scrapedAt`収集日時を保持する
`postMetricStatus`指標を取得できるかどうかと、その精度の詳細を保持する
点検状態と注記根拠に基づく判断を記録する

最後の行は、自分の点検用に設ける列を示しています。これらの列をActorの出力として紹介しないでください。

一致したと判断する前に、`postId`を確認します。タイトルの類似性を結合の条件にしないでください。識別情報の明確な一致がない結果は、試行の記録を残して調べます。

欠損値は欠損値のまま保持します。タイトルがないことは、動画が削除された証拠ではありません。再生回数を取得できないことは、再生回数が0回という意味ではありません。返された値が0の場合と、値がない場合とでは意味が異なります。

メタデータで対象を特定できた場合でも、取得できない指標があることがあります。任意の件数が欠けているだけで、登録項目を未解決にしないでください。識別情報、返された状態、得られた根拠を合わせて判断します。

同様に、メタデータの取得結果は、動画を再生した証拠にはなりません。再生できるかが重要な場合は、動画プレーヤーで別途確認し、その日時と条件を記録します。この点検によって、メタデータの検索が再生可否のテストになるわけではありません。

検索失敗と直接の根拠を、明確な状態で区別する

自分の点検では、次の状態を使います。これらは作業用のラベルであり、Actorの仕様に記載された状態の値ではありません。

検索失敗と直接の根拠を、明確な状態で区別する
点検状態必要な根拠集計上の扱い
現在の情報を確認済み分かっているIDと一致する公開メタデータを採用した確認済みの登録項目
利用不可の明示あり直接確認した情報源に、利用できない理由が明示されている確認済みの登録項目。理由を保持する
未解決IDがない、結果が不明、または直接の説明がない未解決の登録項目

集計上、確認済みの登録項目には、現在の情報を確認済みの項目と、利用不可の明確な根拠がある項目の両方を含めます。この2つのグループは、別々の件数も報告してください。

明示された理由が当てはまるのは、記録した確認時の条件です。その条件を保持してください。特定のアカウントや時点での観察結果を、すべての視聴者や今後のすべての確認に当てはまる主張にしないでください。

公開情報の検索に失敗しただけでは、非公開、削除、地域制限、一時的な制限を区別できません。Actorの仕様にも、この制約が記載されています。返された状態を根拠として保持し、そこから特定の原因に書き換えないでください。Chronometrica Actor仕様 — 2026年10月25日確認。失敗時の制約に関する記載を参照。実行テストなし。

後の確認でより確かな根拠が得られた場合は、日付付きの結果を追加します。以前の観察結果も保持してください。後の検索が成功すれば、現在の不明点は解決できます。ただし、それだけで以前の試行が失敗した理由まで説明できるわけではありません。

タイトルを再取得しても、元のコンテンツを復元したことにはなりません。次の作業で、分かっている動画の字幕が必要な場合は、別のYouTubeの文字起こしと取得できない字幕のガイドを使ってください。字幕の根拠は、再生リストへの登録に関する判断とは分けて扱います。

独自に作った架空の例で手順を確認する

これは説明のために独自に作った架空の例です。ID、項目、結果はすべて架空です。エクスポートのテストや、動画の利用可否のテストを示すものではありません。

ある保存一覧に、3件の登録項目があるとします。

独自に作った架空の例で手順を確認する
保存された位置動画ID公開メタデータの確認点検状態
1AAと一致する結果が返された現在の情報を確認済み
2B採用できる結果も直接の説明もない未解決
3A同じ一致結果を、この登録項目にも結び付けた現在の情報を確認済み

重複を除いたID一覧には、AとBがあります。この架空の検索では、Aと一致する結果が返されます。Bは未解決です。Aの結果を、位置1と位置3の両方に結び付けます。これらの位置を1行にまとめないでください。

登録項目の件数は、次のようになります。

想定される登録項目3件 = 確認済みの登録項目2件 + 未解決の登録項目1件。

重複を除いた動画IDは、別に次のように数えます。

重複を除いた動画ID 2個 = 解決済みの異なる動画ID 1個 + 未解決の異なる動画ID 1個。

登録項目は3件ですが、異なる動画が3本あるわけではありません。確認済みの登録項目は2件ですが、異なる動画IDを2個解決したわけではありません。これらは記録の件数であり、人数ではありません。

この例では、Bを利用できないと明示する理由がありません。そのため、利用不可の明示がある登録項目数は0件です。この0は、該当する根拠の区分の件数を表します。Bが利用可能、削除済み、または非公開であることを意味しません。

次に、所有者の再生リストと動画プレーヤーでBを調べます。直接の根拠で結果を説明できるまでは、この登録項目を未解決のままにします。位置1、2、3は、すべて点検記録に残します。

完成した点検記録を確認する

報告書を確定する前に、次の点を確認してください。

  1. 元の登録項目の全行が残っていることを確認します。
  2. 保存された位置と重複する項目が、そのまま保持されていることを確認します。
  3. 動画IDのない行が、未解決の行として残っていることを確認します。
  4. 動画IDを使って結合し、一致する結果のない登録項目を除外していないことを確認します。
  5. 登録日、公開日、確認日時を区別して保持していることを確認します。
  6. 利用できない理由を具体的に記した箇所すべてに、直接の根拠があることを確認します。
  7. 欠損している指標の値を0に置き換えていないことを確認します。
  8. 想定される登録項目数が、確認済みの登録項目数と未解決の登録項目数の合計に等しいことを確認します。
  9. 重複を除いた動画ID数を、登録項目数とは別に報告します。
  10. 保存一覧の対象範囲と、残るすべての不明点を明記します。

報告書では、別の読者が各判断を、保存された登録項目とその根拠までたどれるようにします。合計が一致すれば、件数の整合性を確認できます。ただし、元の保存一覧が再生リスト全体を含んでいた証拠にはなりません。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

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