
所有者の記録に必要な日付と件数があれば、まずその記録を使います。投稿が少なければ、スプレッドシートを手作業で作成できます。既知の投稿URLから現在の公開件数を取得する必要がある場合、Instagram Metrics Scraperに文書化された入力は、その収集作業に適しています。ただし、月別リストの作成、返された行の確認、レポートの作成は自分で行います。
読者の質問は、特定の月の投稿をエクスポートする方法についてです。この表現だけでは、2つの点を決める必要があります。どの投稿をファイルに含めるかと、その件数をいつ観測したかです。作業全体を通じて、この2つを分けて扱います。
1. 対象月と件数の観測日時を定める
投稿を選ぶ前に、公開月、年、タイムゾーンを記載します。公開日時は、投稿が公開された日時です。観測日時は、その投稿の件数を取得した日時です。
対象月が始まる瞬間を開始点とします。翌月が始まる瞬間を終了点とします。開始点は含め、終了点は含めません。このルールにより、翌月の開始時点に公開された投稿が、両方のレポートに入るのを防ぎます。
スプレッドシートで答える質問を選びます。
- 対象月に公開された投稿の、現在の公開件数はいくつか。
- 対象月の期間中に、どれだけの反応があったか。
この方法は、最初の質問に答えます。九月に公開された投稿について、十月25日に件数を取得する場合があります。九月の公開日によって、対象の投稿を選びます。十月の観測日時によって、その件数がいつの値かを示します。
依頼が九月中の反応を指す場合は、現在の件数を取得する前に、必要な証拠資料の依頼内容を変更します。現在の件数から、九月30日時点の件数は確定できません。十月の観測結果を、九月末時点の値と言い換えないでください。
対象アカウントと元の投稿リストも定めます。一部の投稿だけを扱うレポートでは、その範囲を明記します。例えば「確認済みの九月公開投稿に関する現在の観測結果」というタイトルが適しています。実際のレポートには、年と実際の観測日も加えます。
2. 確認済みの投稿リストを作る
対象投稿リストとは、レポートに含める予定の投稿の一覧です。まず、所有者が確認した公開記録、または既存のエクスポートを用意します。公開記録には、どの投稿をいつ公開したかが記録されています。
その資料が、依頼されたアカウントと月を対象としているか確認します。網羅範囲についてのメモを残します。網羅範囲とは、依頼された投稿リストのうち、資料で裏付けられる範囲です。行数が多いという理由だけで、エクスポートにすべての投稿が含まれると判断しないでください。
所有者のリストがない場合は、既知の公開投稿URLを手作業で集め、一部の投稿に限ったリストを作ります。一部の投稿のみを含むことを明記します。その資料だけを根拠に、アカウントの月間全投稿を含むと約束しないでください。
候補となる投稿ごとに、取得を依頼するURLと公開日時の証拠を保存します。変わらない投稿IDが分かれば、それを使います。投稿IDは、1つのコンテンツを識別するためのものです。URLは、そのウェブ上のアドレスです。
次の判定を、確認できる形で残します。
| 公開日時の証拠 | 対象月への該当判定 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| 確認済みの日時が対象月内 | 含める | 月別の対象投稿リストに残す |
| 確認済みの日時が対象月外 | 除外する | 選定記録に理由を残す |
| 公開日時が不明 | 要確認 | 候補の判定を保留する |
| 公開日時の資料に食い違いがある | 要確認 | 対象月に含めるか決める前に、食い違いを確認する |
投稿を見つけた日を、公開日として使わないでください。日付が不明であることを、その投稿が対象月に含まれない証拠として扱わないでください。
コンテンツごとに1行を使います。2つのURLが同じ確認済み投稿IDを指している場合は、依頼したURLを元の記録に残し、レポートではその投稿を1回だけ記載します。キャプションが一致するだけでは、2行が同じ投稿を表す証拠にはなりません。
確認済みのInstagram投稿一覧を作るガイドでは、関連する日付と網羅範囲の扱いを説明しています。このレポートには、確認済みの識別情報と日付を使います。そのガイドの投稿形式や投稿頻度の分析は必要ありません。
3. 既知の公開URLを1件確認する
Actorは、ホスティング環境で動作し、データを収集するプログラムです。Instagram Metrics Scraperの文書には、既知の公開コンテンツURLから直接収集する方法が記載されています。確認済みの公開入力仕様では、`mode`に`contentUrls`を設定し、`startUrls`にリストを渡せます。任意で、`maxItems`に総行数の上限も指定できます。
上限は最大数であり、その件数の結果が返るという約束ではありません。文書化された入力は、プロフィールから投稿を探す機能にも対応しています。この方法では、自分で確認したコンテンツリストを使います。月間の全履歴を確定するために、プロフィールからの投稿検索には依存しません。公開ビルドの入出力仕様:2026年10月25日確認、文書化された入出力のみを参照してください。
最初の確認には、次の小規模な入力例を使います。
{"maxItems":1,"mode":"contentUrls","startUrls":["https://www.instagram.com/reel/DIwcCZgxVZP/"]}実行する前に、次を確認します。
- サンプルURLを、リストにある既知の公開投稿またはリールのURLに置き換えます。リールは、Instagramの動画投稿です。
- `mode`は`contentUrls`のままにします。
- この1件の確認では、`maxItems`を`1`のままにします。
- 返された識別情報、日付、件数、状態を、依頼した投稿と照合します。
提示した入力は、文書化された仕様に合う形式です。このガイドのための実行は行っていません。サンプルURLは、あなたの月別レポートの証拠にはなりません。
確認済みの対象投稿リストが多い場合は、サンプルのリストを取得対象のURLに置き換えます。対象件数に足りる上限を選びます。次に、依頼したすべての投稿を、返されたデータと照合します。上限を大きくしても、すべての投稿で利用可能な件数が得られるとは限りません。
公開されているInstagram Brand Campaign Metrics Task:2026年10月25日確認、ページの存在のみを、開始ページとして使える可能性があります。Taskは、入力設定を保存したものです。保存済み設定は、認証済みアカウントで確認していません。また、実行もしていません。使用前に、自分で入力を確認してください。
4. 各件数を説明するフィールドを残す
件数のフィールドと、その値を読み取るために必要な証拠を残します。文書化された出力には、次のフィールドが含まれます。仕様に記載されていても、返されるすべての行に、すべての値が入るとは限りません。
| フィールド | 残す理由 |
|---|---|
| `inputUrl` | 返された行を、依頼したURLと照合するため |
| `postId` | 値がある場合に、コンテンツを識別するため |
| `postUrl` | 返された公開投稿のアドレスを残すため |
| `publishedAt` | 取得できた公開日時を記録するため |
| `likes` | 取得できた公開いいね数を保持するため |
| `comments` | 取得できた公開コメント数を保持するため |
| `postMetricStatus` | 各公開件数の状態と精度を示すため |
| `status` | 返された行の状態を記録するため |
| `statusReason` | その状態について示された理由を残すため |
| `scrapedAt` | 返された行の収集日時を記録するため |
精度は、件数がどの程度正確かを示します。文書化された`postMetricStatus`では、精度を「正確」「丸め済み」「取得不可」「不明」に区別できます。また、指標の値が存在するか、取得できないか、取得を試みていないかも記録します。
いいね数とコメント数の項目は、別々に確認します。1行の中で、一方は利用可能でも、もう一方が欠けている場合があります。そのため、行が返されたというだけでは、両方の件数が利用可能だとは判断できません。
欠けている件数は空欄のままにします。元のデータが実際にゼロを示している場合だけ、ゼロを入力します。空欄は、その値が得られていないことを意味します。ゼロは、観測した件数がゼロであることを意味します。
丸められた値には、丸め済みであることを明記します。丸められた値から算出した合計を、正確な値として示さないでください。正確な値だけの合計が必要な場合は、精度が正確だと記録された行を選び、そのルールを明記します。
対象月への該当判定、公開日時の証拠、網羅範囲のメモを記入する列を、レポートに自分で追加します。これらは自分で行う確認です。Actorが生成した分析として説明しないでください。
公開いいね数とコメント数は件数であり、重複を除いた人数ではありません。この方法では、非公開のリーチ数、保存数、シェア数、有料広告による反応とオーガニックな反応の内訳は得られません。オーガニックとは、有料広告によるものとされない反応を指します。所有者だけが取得できる記録が必要な場合は、公開件数でその列を埋めずに、適切な所有者の資料を依頼します。
5. 依頼したすべての投稿を出力と照合する
照合とは、依頼したリストと返された行を対応付けることです。結果が欠けていても分かるように、対象投稿リストを基準にします。
依頼したすべての投稿について、次を行います。
- 一致する`inputUrl`、確認済みの`postId`、または返された`postUrl`を探します。
- 行がある場合は、`status`と`statusReason`を確認します。
- 確認済みの証拠に基づき、対象月への該当判定を確認します。
- いいね数とコメント数を、各指標の状態も含めて別々に確認します。
- 実際の`scrapedAt`の値を残します。
- 利用可能な件数が返されなくても、レポートの行を残します。
投稿に対応する行が返されなかった場合は、対象投稿リストから、依頼した投稿の識別情報を残します。Actorの状態や収集日時を作り出さないでください。自分のレポートのメモに、結果が返されなかったことを記録します。
| 条件 | スプレッドシートでの扱い |
|---|---|
| いいね数とコメント数が利用可能 | 両方の値と、品質を示す証拠を残す |
| いいね数は利用可能で、コメント数が欠けている | いいね数を残し、コメント数は空欄にする |
| 件数を取得できない | 投稿の行と、示された理由を残す |
| 一致する行が返されなかった | 依頼した投稿を残し、結果がないことを明記する |
| 公開日が引き続き不明 | 候補を要確認のまま残す |
| 識別情報が重複している、または結果に食い違いがある | 投稿を集計する前に、対応関係を確定する |
上限が小さすぎると、依頼した項目の一部が未処理になる場合があります。上限が十分でも、すべての件数を取得できた証拠にはなりません。出力行数を成功の証拠とせず、返された証拠を確認します。
食い違いを解消する際も、元の行を残します。納品するファイルでは、投稿ごとに件数の行を1行とし、各判定を説明するのに十分な証拠を添えます。
6. スプレッドシートに出力して確認する
選んだ列をCSVに出力するか、プラットフォームのスプレッドシート出力機能を使います。CSVは、値をカンマで区切る形式です。データを行と列で保存するテキストファイルです。
投稿IDは文字列として読み込みます。投稿IDは投稿を識別するもので、計算に使う数量ではありません。日時にはタイムゾーンを残します。日付セルの表示形式を整える際も、タイムゾーンを削除しないでください。
計算する前に、読み込んだファイルを確認します。
- 最初と最後の行を確認し、列にずれがないか調べます。
- 依頼したすべての投稿の識別情報を、納品する行と照合します。
- 件数を取得できなかった投稿も残っていることを確認します。
- 件数の空欄セルがゼロに変わっていないことを確認します。
- IDが文字列のままで、日時を読み取れることを確認します。
- 指標の品質情報がエクスポート後も残っていることを確認します。
`postMetricStatus`が1つのセルでは読みづらい場合は、いいね数とコメント数の品質を示す列を別々に作ります。そこに、記録された状態と精度を転記します。別の読者が要約を確認できるように、元の値も参照できる形で残します。
各計算に含められる行を定めます。これを計算対象行とします。分母は、平均を計算する際に合計を割る数です。平均は、合計を計算対象行数で割った値です。
いいね数を利用できる投稿数と、コメント数を利用できる投稿数を別々に報告します。その投稿数が異なる場合、平均の分母も別にする必要があります。条件に合う行がなければ、結果はゼロではなく算出不可とします。
7. 計算例:独自に作成した架空の例
この例は、説明のために独自に作成した架空の例です。P1、P2、P3は、読者向けに作成した架空の記録です。Actorの出力ではありません。
この架空の対象投稿リストには、九月の投稿であると確認済みの3件が含まれます。件数の観測日は十月25日です。この例には、個別の公開日時、観測した時刻、タイムゾーン、指標の精度記録は含まれていません。欠けたデータがある行の扱いと計算方法を説明するための例です。実務上の受け入れ条件をすべて満たすファイルではありません。
| 投稿 | 公開月への該当 | 観測日 | いいね数 | コメント数 | 件数の状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| P1 | 九月の投稿と確認済み | 10月25日 | 100 | 10 | 利用可能 |
| P2 | 九月の投稿と確認済み | 10月25日 | 200 | 20 | 利用可能 |
| P3 | 九月の投稿と確認済み | 10月25日 | `""` | `""` | 取得不可 |
納品するCSVには、3行すべてを残します。P3の空欄は、件数を取得できないことを意味します。いいね数やコメント数がゼロという意味ではありません。
この架空の例で利用可能な行について、次のように計算します。
- いいね数を利用できる範囲:依頼した3投稿のうち2投稿。
- 観測したいいね数の合計:100件 + 200件 = 300件。利用可能な2投稿の合計です。
- 観測したいいね数の平均:300件 / 利用可能な2投稿 = 利用可能な投稿あたり150件。
- コメント数を利用できる範囲:依頼した3投稿のうち2投稿。
- 観測したコメント数の合計:10件 + 20件 = 30件。利用可能な2投稿の合計です。
- 観測したコメント数の平均:30件 / 利用可能な2投稿 = 利用可能な投稿あたり15件。
レポートの注記には、例えば次のように記載します。「利用可能な2行には、10月25日に観測したいいね300件とコメント30件が含まれます。3投稿の対象投稿リストには、件数を取得できない行が1行あります。」
300件を、九月のいいね全件と説明しないでください。この値には、P3の不明な件数が含まれていません。また、九月に公開された投稿を十月に観測した値です。九月末時点の合計とは呼ばないでください。
300を3で割って、3投稿の平均として報告しないでください。その計算では、欠けている件数をゼロとして扱うことになります。根拠のある平均は、利用可能な2行だけを使って算出します。
8. 制約を明記してレポートを受け入れる
含めた各投稿について、識別情報が確認済みで、対象月への該当判定があり、返された件数の観測日時が分かり、件数の状態が明確であれば、ファイルを受け入れます。判定が済んでいない候補は、対象月に含まれるか確認できるまで、確認可能な形で残します。
レポートの注記には、元の投稿リストとその網羅範囲を明記する必要があります。件数の観測日時、各指標で利用可能な行数、合計や平均に使ったルールも記載します。既知の投稿の一部だけを含むリストを、アカウントの全履歴として説明しないでください。
依頼が、月の開始・終了時点を基準にした期間中の反応を求めるものに変わった場合は、別の証拠を使います。月の境界時点の観測結果を保存するガイドでは、その別の要件を説明しています。公開月のラベルを付けても、現在の件数が過去時点の値になるわけではありません。
これは、確認済みの公開文書に基づく作業手順の提案です。提示された証拠には、有料実行の結果や、信頼性の実測結果は含まれていません。文書化された収集機能がこの用途に適していることを裏付けるものであり、Actorがレポートを完成させたり検証したりするという主張を裏付けるものではありません。
出典と参考資料
著者 Chronometrica · 更新日
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