3枚の人物写真カードが中央の本につながり、そこからチェックマークとバツ印の付いたカードにつながっている。

まず対象の投稿と、レポートで必要な事実を正確に定めます。手作業の確認だけで足りる場合もあります。アカウント所有者が関連する記録を持っている場合は、その記録から何を確定できるかを確認します。公開データの収集ツールは、一覧とは別に公開されているカウンターの保存に役立ちます。ただし、この方法で非表示のデータを復元することはできません。

最終的に作るのは、件数と根拠の表です。各出典が何を示し、そこから何を確定できるかを記録します。この表を作るのは利用者です。収集ツールが根拠についての判断を代わりに行うわけではありません。

1. 必要な件数を定める

同じ投稿についての確認結果でも、次の3つはそれぞれ異なる質問に答えます。

1. 必要な件数を定める
根拠となる項目答えられる質問明記すべき条件
公開いいねカウンター確認時点で、どのいいね数が公開されていたか。確認時刻と、数値の品質に関する制約を保存する
表示されている「いいね」したアカウント一覧確認した一覧には、アカウントの項目が何件表示されていたか。対象全体をカバーしていると証明できたかを明記する
閲覧権限のある所有者の記録この所有者の記録は何を報告しているか。日付、投稿の識別情報、指標、レポートの対象範囲を保存する

カバー範囲とは、必要な情報のうち、確認結果にどこまで含まれているかを指します。一部のアカウントが表示されている一覧は、求める対象のすべてが含まれているという根拠が得られるまで、そのカバー範囲を証明できていません。

収集を始める前に、必要な事実を書き出します。たとえば、「今回の確認時点における、この投稿の公開いいね数」です。これは「自分が確認した一覧に表示されているアカウント数」とは異なります。

投稿のリンクと、確認した画面またはレポートを具体的に記録します。時刻とタイムゾーンも記録します。投稿識別子とは、投稿を特定する値です。2つの記録が同じ投稿に関するものかを確認するのに役立ちます。

公開日と確認時刻は分けて保存します。公開日は、投稿が公開された日を示します。いいね数を誰かが確認した時刻を示すものではありません。

過去の日付について調べる場合は、まずその日付を定めます。今日取得できる件数から、保存されていない過去の読み取り値を確定することはできません。このガイドは件数の根拠を扱うものであり、失われた履歴を復元する方法を示すものではありません。

2. 完全な一覧と断定せず、表示中の一覧を記録する

読者が抱える問題は、提供された2件の公開質問に表れています。1人は、いいね数が非表示の投稿で一覧をスクロールしても、いいねしたアカウントが103件しか見えなかったと報告しています。別の1人は、公開カウンターは表示されるのに、アカウント一覧は限られていたと報告しています。これらの報告は、質問の背景を示します。ただし、現在のプラットフォーム全体に共通する原因や、問題の規模を確定するものではありません。読者の質問、2024年1月16日公開、2026年10月25日取得。公開報告1件、認証済みアカウントでの確認なし。読者の質問、2025年5月19日公開、2026年10月25日取得。公開報告1件、認証済みアカウントでの確認なし。

手作業で確認する場合は、レポートに役立つときだけ一覧の件数を保存します。合計が不明であることを説明するために、アカウント名を収集する必要はありません。

  1. どの投稿の一覧かを確認します。
  2. 画面と確認時刻を記録します。
  3. 表示されているアカウントの項目を数え、その件数を記録します。
  4. 対象全体をカバーしていると証明できたかを明記します。
  5. 結論は、確認できた内容の範囲にとどめます。

名前を追加で読み込めても、すべての名前を取得できる証明にはなりません。見える一覧の末尾に到達しただけでも、対象全体をカバーしているとは確定できません。

「確認できた表示中の一覧の件数」などのラベルを使います。表示されている項目だけを数えた場合は、「いいね総数」という表記を避けます。

アカウント数と人数は分けて扱います。表示名だけでは、個人を一意に特定できません。一覧を確認しても、投稿を見た人数、購入した人数、商品について質問した人数は確定できません。コメントを扱う場合は、Instagramの購入に関する質問の確認ガイドで、公開された質問と確認済みの購入者を分ける方法を説明しています。こうした根拠の不足を、いいねしたアカウント一覧の件数で補ってはいけません。

3. 役立つ場合に限り、公開カウンターを別途確認する

Actorは、ホスティング環境で動作してデータを収集するプログラムです。Instagram Metrics Scraperの文書に記載された役割は、取得可能ないいね数などの公開指標を収集することです。指標とは、いいね数のような測定値を指します。

確認した公開入出力仕様では、既知の投稿またはリールのリンクを入力できます。プロフィールから投稿を探すための別の入力も記載されています。このガイドでは、既知の投稿を1件使います。プロフィールからの探索によってアカウントの全投稿を取得できたと主張するものではありません。仕様には、いいねしたアカウント一覧の出力は記載されていません。非表示の件数を明らかにする保証もありません。公開デフォルトビルド1.0.35、2026年10月25日確認。入出力仕様のみ、実行テストなし。

公開カウンターの確認結果を保存することが役立つ場合は、次の小さな入力例を使います。

json
{"maxItems":1,"mode":"contentUrls","startUrls":["https://www.instagram.com/reel/DIwcCZgxVZP/"]}
3. 役立つ場合に限り、公開カウンターを別途確認する

これはJSONです。JSONは、フィールド名と値を組み合わせるテキスト形式です。サンプルのInstagramアドレスを、確認したい公開投稿の正確なアドレスに置き換えます。サンプルのアドレスは、対象投稿についての根拠ではありません。

`startUrls`には出典となるリンクを入れます。`mode`を`contentUrls`にすると、コンテンツのリンクを直接入力する方式を選べます。`maxItems`を1にすると、収集する指標の行は最大1行に制限されます。1行は、保存される1件の記録です。この上限は、結果が正常に得られることや、いいね数を取得できることを保証しません。

提示した入力は、公開されている入力規則に照らしたチェックに合格しています。このガイドのための実行は行っていません。実行とは、Actorを実際に動作させることです。入力を準備したり、ページを開いたりしただけでは、実行したことにはなりません。

Taskは、Actor用に保存された入力設定です。確認時点では、Instagram Brand Campaign Metricsという公開Taskが存在しました。保存された設定は認証済みアカウントを通して確認しておらず、実行もしていません。使用前に設定を確認し、サンプル値を置き換えます。Instagram Brand Campaign Metrics Task、2026年10月25日確認。公開ページの存在のみ確認、保存された入力は認証済みアカウントで未確認、実行なし。

4. 件数を品質情報と取得元の状態とともに保存する

収集を実行した場合は、出典に関するフィールドをまとめて保存します。数値だけをレポートにコピーしてはいけません。

4. 件数を品質情報と取得元の状態とともに保存する
出典に関するフィールド保存する内容重要な理由
`inputUrl`入力した出典リンクActorに何を確認するよう指定したかがわかる
`postId`, `postUrl`取得できた場合は、返された投稿の識別情報とリンクその行がどの投稿に関するものかを確認できる
`likes`報告された数値または`null`欠けた値を補わず、そのまま保存できる
`postMetricStatus`指標の取得状況と精度の詳細いいね数について報告された品質がわかる
`status`, `statusReason`行の状態と、提供されている詳細収集時の状況を保存できる
`scrapedAt`収集時刻確認が行われた時刻がわかる

これらのフィールドは、確認した出力仕様に記載されています。この記事のために実行して得た結果ではありません。公開デフォルトビルド1.0.35、2026年10月25日確認。文書に記載されたフィールドのみ、収集結果なし。

`postMetricStatus`には、複数の指標の記録が含まれる場合があります。`metric`が`likes`の記録を探します。その記録の`value`、`status`、`precision`、`rawValue`を保存します。元の値には、その記録で提供された取得元の表記が保持されます。

取得状況と精度は、異なる点を示します。取得状況は、値が存在したか、取得できなかったか、取得を試みなかったかを示します。精度は、数値がどれほど正確かを示します。文書に記載された精度ラベルは、`exact`、`display_rounded`、`likely_rounded`、`unavailable`、`unknown`です。

丸められた数値では、正確な数値と同じ厳密さで断定することはできません。値が通常の整数に見えても、精度ラベルを保存します。行全体の状態が成功であっても、すべての指標を取得できた証明として扱ってはいけません。

一覧とは別に公開されているカウンターは、明記された品質の範囲内で件数の確認根拠になります。ただし、表示中のいいねしたアカウント一覧に、すべてのアカウントが含まれている証明にはなりません。

5. 欠損値を保持し、所有者の記録を分ける

`null`は、そのフィールドに利用できる数値がないことを意味します。ゼロは数値です。`null`をゼロに変えると、記録の意味が変わります。

公開いいね数を取得できない場合は、`null`と取得元の状態をそのまま保存します。次の値でフィールドを埋めてはいけません。

  1. 表示されているアカウントの項目数。
  2. 過去の公開カウンターまたは所有者の記録の読み取り値。
  3. コメント数。
  4. 対象範囲を未確認のまま、別のアカウントから見えた値。

所有者の記録は、別の有用な質問に答えられる場合があります。投稿、指標、該当する時刻を特定できる記録を所有者に依頼します。閲覧権限のある記録だけを使います。

レポートのラベルを正確に確認します。その値が公開カウンター、所有者のレポート、または別の明記された指標のどれに関するものかを記録します。日付の範囲と、有料・オーガニックの対象範囲も確認します。有料の範囲は広告活動に関するものです。オーガニックの範囲は、その広告の範囲外の活動に関するものです。

所有者のスクリーンショットが、今日の公開合計と一致すると考えてはいけません。過去のスクリーンショットは、投稿の識別情報、日付、値の意味が明確なら、過去の読み取り値の根拠になります。同じ投稿のものであるという理由だけで、現在の読み取り値の根拠にはなりません。

所有者だけが閲覧できる記録は、公開情報の確認結果と分けて保存します。レポートを共有する際は、根拠となる所有者の記録を特定できるようにし、公開データとして収集したかのように示してはいけません。

値が等しくても、意味の確認が必要です。ソーシャル指標の比較ガイドでは、定義、単位、確認期間を質問に合わせる必要がある理由を説明しています。ここでも、いいねカウンター、一覧の確認結果、所有者の記録を同等の根拠として扱う前に、この原則を適用します。

6. 件数と根拠の表を作る

根拠となる項目ごとに1行作ります。出典の値は変更しません。自分の解釈は別の列に記入します。

6. 件数と根拠の表を作る
保存するフィールド記録する内容
`item_type`公開カウンター、表示中の一覧の確認結果、所有者の記録のいずれか
`source`具体的な画面、出典リンク、または所有者の記録の参照情報
`observation_time`タイムゾーンを含む値の確認時刻、または明示的な「不明」
`value_or_missing`数値、または値が欠けていることの明示
`coverage`確認結果がカバーする範囲と、未証明の範囲
`permitted_use`この根拠から導ける結論

これらは確認作業のために提案するフィールドです。Actorの追加出力フィールドではありません。

各行の横、または明確にひも付けた記録に、投稿の識別情報を保存します。必要に応じて、指標のラベルと精度も保存します。所有者の記録に集計期間がある場合は、ファイルを受け取った時刻とは分けて保存します。

ある確認結果を別の確認結果で上書きしてはいけません。2つの値が異なる場合、時刻、指標、対象範囲が異なる可能性があります。その関係を説明できるまで、両方を保存します。

確認結果が矛盾して見える場合は、まず投稿の識別情報、指標、時刻、カバー範囲を確認します。解決できない場合は、確認結果を分けたまま保存します。平均を取ったり、レポートをよく見せるために大きい値を選んだりしてはいけません。

7. 具体例:表示中の項目は114件、合計は不明

オリジナルの架空例:この例の確認結果と判断は、すべて説明のために作成したものです。実在するアカウントや、プラットフォームの実際の不具合を示すものではありません。Actorの実行結果でもありません。

確認担当者は、ある投稿の現在の公開いいね数を必要としています。表示中の一覧には、アカウントの項目が114件ありました。一覧が対象全体をカバーしているとは証明できていません。現在の公開カウンターは取得できません。所有者は600という読み取り値が写った過去のスクリーンショットを提供しましたが、その値が現在求める対象範囲に合うかは確認できていません。

7. 具体例:表示中の項目は114件、合計は不明
根拠となる項目出典確認時刻値または欠損カバー範囲根拠として使える用途
表示中の一覧投稿の表示中の一覧を手作業で確認今回の確認。正確な時刻の保存が必要アカウントの項目114件現在表示されている項目。完全性は未証明確認できた一覧の件数だけを報告する
公開いいねカウンター同じ投稿の公開カウンターを確認今回の確認。正確な時刻の保存が必要`null`今回の確認では現在のカウンターを取得できず求める公開合計は不明と報告する
所有者の記録所有者が提供した過去のスクリーンショット過去の読み取り値。正確な時刻の検証が必要所有者の過去の読み取り値は600現在の対象範囲との一致は未確認検証が必要な過去の根拠として別に保存する

根拠の表には、次の3件が含まれます。

表示中の一覧の確認結果1件 + カウンターを取得できなかった記録1件 + 所有者の過去の記録1件 = 根拠となる項目3件。

単位は、根拠となる項目の件数です。この計算は、いいね数や人数を数えるものではありません。

確認できた一覧の件数は、アカウントの項目114件です。現在の公開いいね総数は不明のままです。所有者の過去の読み取り値は600ですが、現在の質問に合う値かどうかは未解決です。

114と600を足してはいけません。これらは別々の確認結果であり、確定した1つの合計を構成する別々の部分ではありません。600から114を引いて、特定の件数のアカウントが欠けていると主張してもいけません。その計算には、両者の関係が証明されている必要があります。この例には、その証明がありません。

レポートには、次のように記載できます。

欠けている合計を114、600、ゼロで置き換えてはいけません。これらを代わりに使って、現在のいいね数に基づく率を計算することはできません。

8. 計算と取得できなかった場合の状態を確認する

率は、ある数量を別の数量との関係で表すものです。いいね数に基づく率には、適切ないいね数が必要です。必要ないいね数が欠けている場合は、率を算出不可と報告するか、該当する投稿をその計算から除外します。

投稿を除外する場合は、除外した投稿数と理由を明記します。どのいいね数が欠けているかを示します。確認した投稿の一覧と、その一部である計算対象の一覧を分けて保存します。結果を出すために、説明なく指標を変更してはいけません。

レポートを承認する前に、次の確認を行います。

  1. 一覧のカバー範囲が未証明:表示中の一覧の確認結果であることをラベルに明記します。
  2. 公開カウンターが欠損:`null`と取得元の状態を保持します。
  3. 数値が丸められている、または精度が不明:品質ラベルを保持し、主張を根拠の範囲内にとどめます。
  4. 投稿の識別情報が欠損:記録間の関係は未解決のままにします。
  5. 確認時刻が不明:検証済みの現在値として読み取り値を提示してはいけません。
  6. 所有者の過去の記録:日付と対象範囲を確認するまで、別に保存します。
  7. 利用できる収集結果の行がない:その投稿のいいね数はゼロだと結論付けてはいけません。
  8. 実際の実行なし:収集済みの根拠とはせず、入力を準備した段階であると説明します。

提供された根拠からは、値が非表示になっている理由や、取得できない理由は確定できません。これらの確認結果だけで、プライバシー設定の変更、制限、不具合が原因だと判断してはいけません。

すべての件数に、出典、確認時刻または時刻情報の不足の明示、カバー範囲の説明、根拠として使える用途があれば、レポートを承認できます。完全なレポートでも、合計が不明な場合はあります。レポートの役割は、根拠を正確に示すことです。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

ページの先頭へ ↑