
サイトに用意する予定のページ、検索で返されたページ、自分のアカウントで正確なURLを検査したページの3つを、別々に記録してください。これらの記録は、ページを個別に調べるために役立ちます。サイトマップの件数から検索結果の件数を引いても、未登録ページ数にはなりません。
1. 調査対象のページから始める
この問題をよく表す公開の質問があります。あるサイト所有者は、10,000件のリンクを含むサイトマップを送信したのに、サイト検索では17件しか結果が表示されなかったと報告しました。サイトマップとは、ページのURLを一覧にしたファイルです。この2つの数値は、異なる証拠を表しています。この公開投稿は、2020年6月4日に1人が寄せた質問の記録です。サイトのインデックス登録状況を検証したものではなく、この問題がどの程度一般的かを示すものでもありません。サイト所有者による公開の質問 — 2020年6月4日公開、2026年10月25日取得。報告された件数は独立した検証を受けていません
次に考えるべき問いは、「Googleに登録されるはずだと考えていた各ページについて、どのような証拠があるか」です。
自分のサイトでは、次の手順で進めてください。
- 調査対象のページのURL一覧を保存します。URLとは、ウェブ上のアドレスです。この調査対象URL一覧を、調査の出発点となる記録にします。
- サイトマップを別に保存します。取得した日時と、サイトのどの範囲を対象にしているかを記録します。
- 2つの記録にあるURLを、文字列が完全に一致するかどうかで比較します。件数を数える前に、重複する項目と相違点を記録します。
- 所有者権限で検査する正確なURLを選びます。判断に重要なページと、証拠が不明確なページから始めます。
- 別の証拠として、公開検索で確認した結果を追加します。
サイトマップの項目が示すのは、そのファイルにURLが記載されていることです。GoogleがそのURLをインデックスに登録した証拠にはなりません。調査対象URL一覧は、何を調べたいかを示します。Googleが現在何を保存しているかを確定するものではありません。
何を単位として数えるかを明記してください。重複する項目があれば、「サイトマップの100項目」と「重複を除いた100種類のURL文字列」は異なります。どちらも、そのまま重複のないインデックス登録済みページ数になるわけではありません。
サイトを所有していない場合や、Search Consoleへの正規のアクセス権限がない場合は、その制約を記録してください。それでも、公開検索の証拠から、返されたURLを確認することはできます。ただし、所有者の非公開記録の代わりにはなりません。
2. URL一覧、検索で確認した結果、所有者権限での確認を分ける
調査シートには、関連付けた3つの表を用意します。各情報源の値をそのまま残し、完全に一致するURL文字列で表を関連付けます。
| 記録 | 記録する内容 | 裏付けられること |
|---|---|---|
| 調査対象URLとサイトマップの記録 | 調査対象のURL、サイトマップの項目、情報源、記録日 | どのURLを想定していたか、または一覧に記載していたか |
| 公開検索の記録 | 正確な検索クエリ、設定、返されたURL、確認日時 | 収集したサンプルにどの検索結果が含まれていたか |
| 所有者権限での検査記録 | 検査した正確なURL、報告された内容、情報源、検査日時 | 所有者権限での確認により、そのURLについて何が報告されたか |
これらの表を、1つの「インデックス登録済み」列に置き換えないでください。そうすると、各調査結果の情報源と、裏付けの強さが分からなくなります。
次の用語も区別してください。
| 用語 | この調査での意味 |
|---|---|
| 検出済み | GoogleがそのURLを認識していることを証拠が示している |
| クロール済み | Googleがそのページを取得したことを証拠が示している |
| インデックス登録済み | Googleがそのページをインデックスに含めたことを証拠が示している |
| このクエリで返された | 保存した検索結果にそのURLが含まれていた |
| このクエリでは返されなかった | 保存した検索結果にそのURLが含まれていなかった |
| 不明 | 必要な証拠がない、または不明確である |
URLを認識していること、ページを取得したこと、インデックスに登録したこと、特定のクエリで返したことは、それぞれ異なる状態です。証拠が裏付ける状態だけを記録してください。クロールの証拠がなければ、クロール状況は不明のままにします。検索結果から、クロールの全履歴を得ることはできません。
各調査結果に日時を付けてください。公開検索の確認と所有者権限での検査は、異なる日時に行われることがあります。両方の日時を残します。後の確認によって、前の記録に示されていた内容が変わるわけではありません。
3. 正確なサイト検索クエリと検索条件を保存する
検索する前に、調べたい問いと対象範囲を書き留めてください。例えば、特定のドキュメント用パスにあるURLをいくつか選び、少数の公開検索結果のサンプルに含まれるかを調べる、といった範囲を設定できます。
次の項目を記録してください。
- `site:`演算子とパスを含む、正確なクエリ文字列。
- 検索エンジン。
- 指定した国と言語。
- 結果件数の上限。これは、保存するよう指定する検索結果の最大件数です。
- 取得できる場合は、実際の確認日時。
- 収集の成否と、判明している失敗の内容。
実際に返されたURLを保存してください。画面に表示される合計件数では、調査対象URLと比較するための正確な一覧は得られません。表示された合計件数でも、保存した結果行でも、インデックスの総数は確定できません。
ChronometricaのGoogle Search Scraperは、この方法のうち公開検索の部分に適合しています。Actorとは、ホスト環境で動くデータ収集プログラムです。確認した公開ビルドには、以下の入力項目と、このガイドで使う結果項目が定義されています。これは、検索で確認した結果の収集に適合することを、文書上で確認したものです。このガイドのための収集が成功したことを示す証拠ではありません。
提示した入力は、少数のサンプルを要求します。
{"country":"US","engines":["google"],"language":"en","maxResultsPerExecutedQuery":3,"queries":["site:developers.google.com/search/docs/"]}JSONは、名前の付いた値やリストを表すテキスト形式です。サンプルの値を次の順序で置き換えてください。
- `queries`リスト全体を、実際に使うサイト検索クエリ1つに置き換えます。提示したクエリの対象はGoogleのドキュメント用パスであり、自分のサイトではありません。
- この方法では、`engines`を`["google"]`に設定したままにします。
- `country`と`language`を、使いたい検索条件に設定します。ここでは、`US`は米国、`en`は英語を指定しています。
- 最初は件数の上限を小さくします。提示した値は3です。確認した`maxResultsPerExecutedQuery`の許容範囲は1から100です。
- 入力全体を、収集記録と一緒に保存します。
提示した入力は、公開デフォルトビルドの規則に対する静的チェックに合格しています。静的チェックとは、Actorを実行せずに、入力形式と許容値を確認することです。このガイドのためのActorによる収集は行っていません。この確認は、結果を取得できること、対象を完全に網羅できること、正常に実行できることを証明するものではありません。公開デフォルトビルド1.0.15 — 2026年10月25日確認。入出力規則を調査済み。サンプルは未実行
公開されているGoogle Search Results Scraper Taskも、出発点として使えます。Taskとは、保存済みの入力設定です。公開ページと正確なTask IDは確認済みです。現在保存されている設定は確認していません。使う前に設定を確認し、置き換えてください。提示した入力と同じ設定だと考えないでください。Google Search Results Scraper Task — 2026年10月25日確認。公開されていることは確認済み。保存済み設定と実行時の動作は未検証
4. 検索結果の行を保存し、調査シートを作る
以下の収集手順は、読者が行う作業の提案です。この記事のために実行して得た結果ではありません。
収集後は、完了したのか、失敗したのか、それとも結果が不明なまま停止したのかを確認してください。取得できた結果行と、収集の状況を示す証拠を保存します。収集に失敗した場合は、収集失敗と記録します。Googleが一致するページを返さなかったと報告しないでください。
仕様に記載された次の結果項目を保存してください。
| 項目 | 保存する内容 |
|---|---|
| `engine` | 結果に付随する検索エンジン |
| `executedQuery` | 結果に付随するクエリ |
| `canonicalUrl` | 検索結果として返されたURLの文字列 |
| `resultDomain` | 返されたドメイン。URLのうち、サイト名に当たる部分 |
| `rank` | 取得した複数ページから解析した、対応対象の検索結果ブロック間での通し順位 |
| `title` | 検索結果のタイトル |
| `snippet` | 検索結果のテキスト。null値が返された場合は、その値も含む |
| `isSponsored` | その結果が広告かどうかを示すフラグ |
| `observedAt` | 記録された確認日時 |
これらの項目は、確認したビルドに定義されています。定義があることは、実際の収集で全項目の値が返された証拠にはなりません。返されたURLは変更せずに保存してください。`canonicalUrl`という項目名だけでは、リンク先ページの優先URLを誰かが確認したとは証明できません。スニペットは検索結果のテキストであり、リンク先ページを新たに取得したコピーではありません。公開デフォルトビルド1.0.15 — 2026年10月25日確認。結果項目の定義を確認済み。実際の出力は未検証
調査対象URLごとに1行を設けた、別の調査表を作ります。
| 調査項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 調査対象URL | 調査したい正確なURL |
| URL一覧の情報源と日付 | そのURLの取得元と保存日時 |
| サイトマップへの記載 | 記載あり、確認したファイルには記載なし、または不明 |
| サイト検索クエリの参照先 | 保存したクエリと設定へのリンクまたは参照情報 |
| 検索状況 | 返された、保存したサンプルでは返されなかった、収集失敗、または未解決 |
| 一致する検索結果の参照先 | 実際の検索結果行への参照情報 |
| 通常のクエリでの確認 | 正確なクエリ、確認した結果、確認日時 |
| 所有者権限での検査 | 検査した正確なURL、報告された内容、検査日時 |
| URL同士の関係を示す証拠 | 優先URLやリダイレクトについて確認できた内容 |
| アクセスに関する証拠 | ページへのアクセスについて確認できた内容と確認日時 |
| 次の作業 | 問いを解決するために必要な具体的な確認 |
欠損値はそのまま残してください。順位が欠けている場合は不明であり、順位ゼロではありません。日時が欠けている場合は不明であり、シートを開いた日時ではありません。スニペットがないことは、ページにテキストがない証拠にはなりません。返された行がゼロ件という数値を根拠のある件数として扱えるのは、そのリクエストの範囲内でゼロ件だったと収集の証拠から確認できる場合だけです。
保存した結果をスプレッドシートに移す方法が必要な場合は、別のGoogle検索結果のエクスポートガイドを参照してください。そのガイドでは、エクスポート時の確認を扱っています。この調査では、保存した行を使ってURLを個別に評価します。
5. 適切な情報源で、選んだ正確なURLを確認する
公開検索での2つ目の確認として、通常の検索を使い、選んだ正確なURLを探してください。クエリと返されたURLを保存します。その結果が調査対象ページと一致すると判断する前に、URL文字列が完全に一致するかを比較します。
URLが異なる場合は、両方の値を残してください。異なるパス、URLパラメータ、リダイレクトを、説明なしに同じページとして扱わないでください。リダイレクトとは、あるURLへのリクエストを別のURLへ転送することです。関係を確認できない場合は、一致するかどうかは未解決と記録します。
通常のクエリで返されなかった場合にも、サイト検索で返されなかった場合と同じ基本的な制約があります。記録できるのは、そのクエリでは返されなかったということです。インデックス全体から除外されていると確定することはできません。
自分が所有するサイトでは、正規のアクセス権限を使い、Google Search ConsoleのURL検査ツールを使用してください。URL検査では、所有者権限で特定のURLを確認できます。画面操作の固定された手順に頼らず、最新の公式ツールガイドに従ってください。
選んだURLごとに、次の順序で進めます。
- 調査対象の正確なURLを検査します。
- 報告された内容と検査日時を保存します。
- 検査で別のURLが示された場合は、別の値として残します。
- 取得できた検出、クロール、インデックス登録の証拠を、それぞれ別に記録します。
- その証拠を、公開検索で確認した結果と比較します。
- 報告された証拠に基づいて、次の確認を選びます。
証拠に正規URLが示されている場合、それは優先するページのURLを意味します。そのURLを、検査したURLと並べて保存してください。元の記録を書き換えないでください。証拠にリダイレクトやアクセスの問題が示されている場合は、その内容を残し、その状態に関する最新の公式ガイドを参照します。
検索結果にないことだけを根拠に、技術的な修正方法を決めないでください。結果がないことから、原因は特定できません。同様に、1つのURLを所有者権限で確認しても、サイトマップ内のすべてのURLの状態が確定するわけではありません。
所有者だけが取得できる記録には、そのことを明記してください。Actorの公開検索結果の行と、Search Consoleの非公開情報は別のものです。このガイドは、ActorがあなたのSearch Consoleアカウントを読み取れることを確認したものではありません。
後で検索結果の順位が変わったかを調べる場合は、別の比較記録を使ってください。Bing検索順位のスナップショットガイドでは、比較可能な設定と不明な状態の扱いがなぜ重要かを説明しています。そのガイドはBingの順位比較を扱っており、今回のGoogle調査について、実行による証拠を提供するものではありません。
6. 独自の架空例:サイトマップの100項目と、返された7件のURL
この具体例は、すべて独自に作成した架空のものです。Actorの実行結果、顧客の成果、企業について実際に確認した調査結果ではありません。
架空のサイト所有者が、100件のURL項目を含むサイトマップを保存します。別に用意したサイト検索のサンプルには、返されたURLが7件あります。この例では、所有者は7件すべてがサイトマップの項目と一致することを確認しています。
最初の正しい記録は次のとおりです。
| 証拠 | 架空の値 | 意味 |
|---|---|---|
| サイトマップのURL一覧 | 100件のURL項目 | 保存したファイルに記載されているURL |
| 保存したサイト検索のサンプル | 返された7件のURL | その検索サンプルで確認されたURL |
| インデックス登録済みページの総数 | 不明 | どちらの記録でも、この件数は確定できない |
| 所有者権限での検査結果 | まだ記録されていない | 追加の確認を提案している段階 |
計算上の差は100 − 7 = 93です。この差は、サイトマップの項目数と検索結果の件数という異なる単位の数を引いたものです。未登録と確認されたページが93ページあるという意味ではありません。サイトマップと検索結果は、登録済みページと未登録ページを完全に列挙し、対応付けた集合ではありません。
返された7件のURLがサイトマップの項目と一致するこの例でも、検索サンプルにないことからインデックスからの除外は確定できません。インデックス登録率が7%だと報告しないでください。確認された7件のURLは、登録率の分子に必要なインデックス登録済みURLの全件数ではありません。
次に、所有者は返されなかった調査対象URLを1つ選びます。次の作業は、所有者権限でのURL検査です。この例ではまだ検査結果が出ていないため、検査状況は「未確認」のままです。
後の検査で、その正確なURLがインデックス登録済みと報告された場合は、そのURLと検査日時に対応する結果として記録します。前の検索状況は「保存したサイト検索サンプルでは返されなかった」のまま残します。これらの記録は異なる問いに答えているため、両立します。
後の確認で別の状態が報告された場合は、その正確な意味を保ち、証拠に基づいて次の作業を選びます。その結果を、ほかの未確認URLにも当てはめないでください。
7. 調査結果を報告する前にシートを確認する
次の項目で、記録が報告に使えるかを確認してください。
- すべての数値について、数える単位を確認します。項目数、重複を除いたURL数、検索結果の行数、検査したURL数を区別します。
- すべての検索状況から、正確なクエリと保存した条件を参照できることを確認します。
- 返されたURLから、実際に保存した結果行を参照できることを確認します。
- 「返されなかった」という状態が、保存したサンプルの範囲だけを指していることを確認します。
- 失敗した収集を、結果がゼロ件だったという主張に置き換えず、失敗として記録していることを確認します。
- 所有者権限での調査結果に、検査した正確なURLと検査日時が記載されていることを確認します。
- 欠損、ゼロ、未解決、未確認を、それぞれ異なる値として残します。
- 検索結果の件数から算出したインデックス総数の推定値は削除します。
役立つ報告には、URL一覧の件数、確認した検索結果、検査した一部のURL、確認済みの調査結果、未解決の問いを記載します。選んだURLだけを検査した場合は、そのことを明記してください。裏付けとなる証拠なしに、一部のURLの調査結果をサイト全体に当てはめないでください。
記録の内容が食い違う場合は、両方を情報源と日時とともに残します。次に判断するのは、ほかの数値をどの数値で置き換えるかではなく、どの正確なURLを再確認する必要があるかです。
出典と参考資料
- Google Search Central:サイト検索演算子 — 2026年10月25日取得。返される一覧は網羅的ではなく、インデックス登録済みURLでも表示されるとは限りません
- Chronometrica公開デフォルトビルド1.0.15 — 2026年10月25日確認。入出力仕様を調査済み。静的検証のみで、実際の収集は行っていません
- Google Search Results Scraper Task — 2026年10月25日確認。該当するTaskの存在は確認済み。保存済み設定と実行時の動作は未検証
- サイト所有者による公開の質問 — 2020年6月4日公開、2026年10月25日取得。報告されたサイトマップと検索結果の件数は、質問の背景を示すためだけに使用
著者 Chronometrica · 更新日
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