
確認するコメントが少数なら、まず手作業で確認します。確認対象が多い場合は、収集ツールを使うと元データの記録を残せます。ただし、苦情を残すべきか、ページのルールが適用されるかをツールが判断することはできません。
このガイドでは、確認方法の案を示します。コメントの非表示によって売上が増える、評判を守れる、またはモデレーション方針の安全性が確保されると実証するものではありません。ここでいうモデレーションとは、ページのルールに従ってコメントへの対応を決めることです。
1. 判断する内容とルールを定める
公開の質問投稿には、コメントを非表示にする価値があるかを尋ねるものがあります。この問いに答えるには、提案する対応ごとに理由が必要です。否定的な口調だけでは、その理由にはなりません。提供された根拠資料には、コメントの非表示に関する公開の質問投稿が1件あります。2026年10月25日に確認したもので、より広い需要を測定したものではありません。
コメントを分類する前に、確認の目的を書きます。例えば、選んだコメントが既存のページのルールに違反するかを確認する、と定めます。この目的と、どの製品への苦情を調査すべきかという判断は分けます。
ルールの実際の文言と、対応を承認できる人を記録します。役に立つルールには、確認者が具体的に照合できる内容が必要です。批判的な意見を気に入らないというだけでは、コメントがルールに違反しているとはいえません。
ルールごとに、次の内容を記録します。
- ルールの名称または参照先。
- ルールの全文。
- 適用に必要な根拠。
- 対応を承認できる人。
- 根拠が不明確な場合の次の手順。
該当するルールを特定できない場合は、その不足を記録します。望む結果を正当化するためだけに、コメントを読んだ後でルールを作ってはいけません。責任者が方針を確認する間は、提案した対応を保留にします。
検討する対応も具体的に記します。非表示、削除、そのまま残すこと、カスタマーサービス担当に確認を依頼することは、それぞれ別の判断です。実際の対応を「対応済み」という言葉で置き換えてはいけません。
2. 確認範囲を小さく絞る
確認範囲とは、確認する対象の限界です。把握している公開投稿のリンクと、確認対象の期間を選びます。どの投稿と日付を確認する予定かを記録します。最終報告でも、その範囲を明示します。
対象が少数なら、通常のページアカウントの手順で投稿を開きます。そこでコメントと返信を読みます。その確認内容から直接、判断記録を作成します。少数のコメントを評価するだけなら、データを書き出す必要はありません。
確認用の元データを別に保存する必要がある場合は、公開データを書き出します。Facebook Comments Scraperの文書上の仕様では、対応する公開コンテンツのリンクを1〜100件入力できます。対応するのは、投稿、リール、動画、写真のリンクです。ページ、グループ、プロフィール、ストーリーズ、非公開コンテンツのリンクには対応していません。これは文書に記載された入力制限であり、このガイドのために実行して得た結果ではありません。Actorの公開仕様。2026年10月25日に確認。静的な文書のみを参照してください。
以下の少量の入力例は、提供されたスキーマに従っています。スキーマとは、受け付ける入力項目と値を定めた規則です。
{
"collectAllAvailable": false,
"commentSortMode": "all",
"includeReplies": true,
"maxResultsPerPost": 10,
"startUrls": [
"https://www.facebook.com/reel/1733966934399341"
]
}`startUrls`のサンプルアドレスを、確認する予定の、対応している公開コンテンツのリンクに置き換えます。サンプルアドレスは、あなたのページに関する根拠ではありません。この入力は、文書に記載された入力規則に照らして確認済みです。このガイドのための収集は実行していません。
各設定には、次の働きがあります。
- `maxResultsPerPost`は、入力したURLごとに保存する行数の上限を10行に設定します。1行は、保存されたコメントまたは返信1件の記録です。
- `includeReplies`は、返信を個別の課金対象行として取得するよう指定します。返信も同じ上限に含まれます。親コメント10件に加えて返信を取得する設定ではありません。
- `commentSortMode`は、文書に記載された並び順の選択肢である`all`を指定します。この名称は、すべてのコメントを網羅できることを示すものではありません。
- `collectAllAvailable`は`false`のままなので、この入力では指定した取得件数の上限が維持されます。
この入力には日付フィルターがありません。`commentsFrom`または`commentsUntil`を追加した場合、文書上の仕様では、公開日付のないコメントは取得対象から除外されます。確認対象の期間を報告する際は、この制限も記録します。取得件数の上限を外すと費用が増える可能性がありますが、それでも完全な収集は保証されません。
3. 元データを保存し、会話を読む
書き出した元データは変更せずに保存します。判断記録は別の表に作成します。これにより、確認者が判定内容と元の本文を照合できます。
文書に記載された出力項目には、`commentId`、`commentUrl`、`parentCommentId`、`rootCommentId`、`isReply`、`text`、`publishedAt`、`postDescription`、`scrapedAt`があります。これらは文書上の項目であり、現在の実行結果で値を確認したものではありません。取得できない項目もあります。Actorの仕様。2026年10月25日に確認。実行結果の確認は未実施には、これらの項目と制限が定義されています。
各項目を使って、対象の会話を特定します。
- `commentId`は文字列として保持します。これはコメントの記録を識別する値です。
- `commentUrl`がある場合は、それを使って該当するコメントを直接開きます。
- 返信の場合は、親コメントを識別する`parentCommentId`を確認します。
- そのスレッドの最上位コメントを識別する`rootCommentId`を保持します。スレッドとは、コメントと、それにつながる返信のまとまりです。
- 元の投稿と、関連する前後の返信を読みます。
- その文脈を確認した日時を記録します。
実際には別の利用者に向けた返信でも、自社ブランドへの苦情に見えることがあります。短い返答の意味を理解するために、書き出したデータに含まれていない親コメントが必要な場合もあります。こうした不足を推測で補ってはいけません。
公開日時と収集日時を分けて記録します。`publishedAt`は、取得できた場合の公開日時です。`scrapedAt`は、その行を収集した日時です。収集日時からは、コメントが投稿された日時や、モデレーションを実施した日時は分かりません。
欠損値は欠損したまま保持します。日付を取得できない場合は「日付不明」であり、「収集時に投稿された」という意味ではありません。本文を取得できない場合は、分類できる空の発言として扱ってはいけません。リアクション数が欠けていても、リアクションがゼロとは限りません。
判断の根拠として必要な本文だけを引用します。作業用の報告書からは、個人の連絡先を削除します。必要に応じて、権限のある担当者だけがアクセスできる別の場所に、元データの参照先を保存します。非公開の顧客対応記録や個人の連絡先を、公開報告書に転記してはいけません。
4. 明確な項目で判断記録を残す
以下の確認結果は、Actorが作成するものではありません。手作業で確認して追加します。確認したコメントIDごとに1件の判断記録をひも付け、後から行った確認は明確に区別します。
まずは、次の項目を使って実務用の表を作成します。
| 項目 | 保存する内容 |
|---|---|
| `commentId` | 元のコメント識別子。文字列として保持する |
| `source_reference` | 投稿リンクと、取得できる場合はコメントリンク |
| `thread_reference` | 取得できた親コメントと最上位コメントの識別子 |
| `source_checked_at` | 元データを手作業で確認した日時 |
| `relevant_text` | 確認に必要な最小限の引用。連絡先は削除する |
| `rule_under_review` | ルールの正確な文言、または明確な参照先 |
| `exact_evidence` | ルールに該当する可能性がある具体的な本文や元データの詳細 |
| `context_checked` | 確認した投稿と会話、および確認結果 |
| `finding` | 批判、サービスに関する質問、確認済みのルール違反、または文脈不明 |
| `uncertainty` | 不足している根拠、食い違う情報、または未回答の疑問 |
| `proposed_action` | 求める具体的な対応とその理由 |
| `reviewer` | 判断の責任者 |
| `approval_state` | 承認待ち、承認済み、却下、または承認依頼なし |
| `action_taken` | 実際に行った対応、または完了記録なし |
| `action_taken_at` | 記録された対応日時、または不明 |
| `outcome` | 承認記録と対応記録で裏付けられた結果 |
`exact_evidence`は、別の確認者が検証できるほど具体的に書きます。「悪いコメント」では、検証できる理由になりません。特定のリンクと、そのリンクに適用するルールを示すと、確認者は何を確かめるべきかが分かります。
空欄を判断結果と混同してはいけません。`approval_state`が空欄でも、却下を意味するわけではありません。`action_taken_at`が空欄でも、日時の記録なしに対応が実施されたことを示すわけではありません。不足を明記し、次の確認の担当者を決めます。
5. 批判と確認済みのルール違反を区別する
判定を選ぶ前に、意味を理解して読みます。次のように区別します。
- 通常の批判:製品、価格、体験についての否定的な意見です。ルール違反と区別します。
- サービスに関する質問:カスタマーサービス担当の確認が必要な要望や苦情です。サービス上の問題そのものを、コメントを非表示にする根拠として扱ってはいけません。
- 確認済みのルール違反:文脈を確認したうえで、明文化されたページ独自のルールに該当する具体的な根拠がある状態です。
- 文脈不明:判断に必要な元の本文や会話の文脈を確認できない状態です。判断は未解決のままにします。
コメントが誰に向けられているかも確認します。別の利用者に向けた質問であることだけを理由に、ブランド側のモデレーション作業が必要になるわけではありません。対応を提案する前に、関連する文脈を記録します。
同じ文言の繰り返しは、別途確認するきっかけにはなります。ただし、不正行為の証明にはなりません。繰り返しが判断に関係する場合は、誤った非難を避けながら、Facebookの反復コメントやスパムに似たコメントを見つける方法で示す、別の根拠確認手順を使います。この判断記録では、パターンの判定とルールに関する判断を分けます。
苦情の中に、製品に役立つ要望が含まれる場合もあります。その要望は、別の製品検討に回します。Facebookの機能要望を製品開発の優先順位に反映する方法では、その判断方法を扱っています。製品に役立つ示唆が得られる可能性があっても、それだけでページのルールが適用されるかは決まりません。
モデレーション対応の提案ごとに、ルール、具体的な根拠、確認済みの文脈という3点を結び付けます。不明確な事例や影響の大きい事例は、指定した確認者に回します。この手順は、発言について法的な判断を行うものではありません。
6. 架空の6件を使って判断する
独自に作成した架空の例:この例に登場するコメント、ルール、確認者の表記、判断は、すべて架空です。判断記録の使い方を示すための例です。Actorの実行結果や、実際のページ確認を報告するものではありません。
この架空のページには、独自のルールR1として「コメントに外部の販売ページへのリンクを投稿しない」があります。指定された確認者は、このルールに基づいて削除を承認できます。この架空のルールを、Facebook全体の要件や、すべてのページに推奨する方針として示しているわけではありません。
確認者は、選んだ1件の公開投稿にあるコメント記録6件を確認します。以下のリンク表記は架空の代替表記であり、実際のリンク先ではありません。実際の判断記録では、該当するリンクの正確な根拠を、アクセスを制限した元データの記録に保存します。
| ID | 架空のコメントまたは元データに関するメモ | 確認に基づく判定 | 対応と状態 |
|---|---|---|---|
| C1 | 「できることに対して、値段が高すぎる。」 | 製品に対する批判的な意見 | 批判をそのまま残す |
| C2 | 「なぜ荷物がまだ届かないのですか?」 | サービスに対する批判を含む質問 | カスタマーサービス担当に確認を依頼する |
| C3 | 「購入はこちら:[架空の販売リンクA]。」 | リンクをR1と元の文脈に照らして確認済み | 確認者が削除を承認。完了はまだ記録されていない |
| C4 | 「こちらのお買い得情報をご覧ください:[架空の販売リンクB]。」 | 2件目のリンクをR1と元の文脈に照らして確認済み | 確認者による審査待ち |
| C5 | 「あなたの荷物は届きましたか?」 | スレッド内の別の利用者に向けた質問 | ブランド側のモデレーション対応の提案なし |
| C6 | 返信の意味を理解するために必要な親コメントを確認できない | 必要な文脈が不足 | 未解決。元データを確認する |
C3の判断記録には、R1、確認済みのリンクの根拠、元データの確認日時、確認者を記載します。`approval_state`は承認済みです。`action_taken`は「完了記録なし」のままです。実際に対応した根拠が得られるまで、対応日時を入力してはいけません。
C4はルールの確認を終えていますが、承認は保留中です。根拠と承認は別です。確認済みのリンクが別にあっても、そのリンクに対する対応が承認されたことにはなりません。
C6では親コメントがないため、文脈を確定できていません。これは、返信がルールに違反する根拠ではありません。事例は未解決のままにし、誰が元データを再確認するかを記録します。
6行すべての判断区分は、次のとおりです。
批判・サービスに関する事例2件 + ページ独自のルールに照らして確認した事例2件 + 別の利用者に向けた事例1件 + 未解決の事例1件 = 確認済みの6行。
削除が承認されたのは1件だけです。完了したと記録されている対応はありません。つまり、この記録では対応完了件数を確定できません。記録の外で対応が一切行われなかったことを証明するものではありません。
「コメント2件を非表示にした」と報告してはいけません。承認された対応は削除であり、完了は記録されていません。「有害な利用者6人」と報告してもいけません。これは確認したコメント6行であり、人数を検証した結果ではありません。また、この例では、売上や評判への効果も測定していません。
7. 承認・完了の状態と確認できない点を点検する
承認後は、権限のある担当者が通常のページの手順で、明示された対応を実施します。収集の手順では、モデレーション対応は一切行いません。担当者が実際に行った対応と、その日時を記録します。
次の状態を区別します。
- 提案済み:誰かが対応を依頼した状態です。
- 承認済み:権限のある確認者が、その対応に同意した状態です。
- 完了:対応が実施されたことを、記録で裏付けられる状態です。
後から書き出したデータは、完了記録の代わりにはなりません。コメントが含まれていない場合は、その不在を記録します。非表示にされたと断定してはいけません。取得件数の上限、元データの並び順、元データを取得できないことによって、書き出したデータにコメントが含まれない場合があります。提供された根拠資料からは、特定のコメントが欠けている理由は分かりません。
判断記録を受け入れる前に、対応の提案ごとに、元データの参照先、明文化されたルール、具体的な根拠、確認済みの文脈、承認状態があるかを確認します。批判と確認済みのルール違反が区別されていることを確認します。未解決の事例には、次の手順と責任を持つ確認者が指定されていることを確認します。
選んだ投稿と確認対象の期間に限って、確認済みの判断件数と未解決の事例数を報告します。これらの件数を、ページ全体の総数として示してはいけません。未確認の記録は、確認済みの判断件数に含めません。
根拠資料が裏付けるのは、文書に記載された収集機能と、ここで提案した手作業の方法です。収集の信頼性、古いコメントの復元、測定されたモデレーションの成果を実証するものではありません。公開データ書き出し用のTaskについては、公開ページの存在だけを確認しました。保存された設定は読んでおらず、実行もしていません。
出典と参考資料
著者 Chronometrica · 更新日
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