プロフィールリストから、加重比較とアカウント均等比較のパネルにつながる図。
増加率の各集計値が何を表すかを、それぞれ明記します。

固定リストとは、どのプロフィールのフォロワーが増えたかを見る前に、選んで保存しておくプロフィール一覧です。リストに含めるプロフィール数はあらかじめ決まっています。観測時点とは、そのリストについて保存した1回の観測時刻です。対応付け済みコホートとは、両方の観測時点で同じプロフィールIDが一致し、設定した件数の採用ルールを満たす、リスト内のプロフィール群です。

フォロワー数加重増加率 = 増減数の合計 / 開始時点のフォロワー数の合計です。開始時点のフォロワー数が多いほど、この値への影響が大きくなります。アカウント均等平均では、対象に含めたすべてのプロフィールに同じ重みを与えます。2つの値は大きく異なる場合があります。その差は計算ミスではありません。

まず既知のプロフィール1件で確認する

Actorは、ホスティング環境で動作するデータ収集プログラムです。Taskは、保存済みの入力設定です。Actorは結果の行を収集します。この記事の比較作業は、利用者自身が行います。

X Profile Metrics Actorを使います。公開ビルドは1.0.4です。保存済みのX Competitor Profile Comparison Taskは、2026-10-13T14:22:40Zに確認しました。公開Taskは、入力の出発点にすぎません。比較が自動化されるわけではありません。

Taskの入力サンプルには、3件のプロフィールが含まれています。

json
{
  "profiles": [
    "https://x.com/OpenAI",
    "https://x.com/NASA",
    "https://x.com/elonmusk"
  ]
}
まず既知のプロフィール1件で確認する

最初の確認では、そのリスト全体を、既知の公開プロフィールURL1件に置き換えます。入力キーには`profiles`を使います。`startUrls`は使わないでください。Actorには公開ハンドルも入力できます。最初の確認には、完全なURLを使うほうが明確です。

json
{
  "profiles": [
    "https://x.com/OpenAI"
  ]
}
まず既知のプロフィール1件で確認する

実行結果を利用する前に、自分で把握している公開URLをそのリストに入れてください。Actorは、重複を除いた各入力について、結果の行を1件作成しようとします。

結果の各行で、`profileId`、`profileUrl`、`handle`、`followersCount`、`profileMetricStatus`、`status`、`failureCategory`、`statusReason`、`observedAt`を確認します。`profileId`は、プロフィールを識別する安定したIDです。`handle`は公開名です。`observedAt`は取得元での観測時刻です。`profileMetricStatus`はオブジェクトです。その指標キーの値には`exact`または`unavailable`が使われます。`unavailable`は、件数が正確な値ではないことを意味します。

`followersCount`が欠損している場合はnullになります。正確な値として取得された0は、実際の件数です。nullを0に置き換えないでください。置き換えると、欠損した行が新しいプロフィールのように見えることがあります。その結果、誤った増減数が生じます。

実行サマリーは、結果の行とは別にあります。`inputCount`、`datasetRows`、`usefulRows`、`billableRows`、`failedRows`、`statusCounts`、`stopReason`を確認します。

プロフィール1件を対象に新たに実行したところ、既知のOpenAIの正しい`profileId`が返されました。フォロワー数は正確な値でした。実行サマリーは、`inputCount`が1、`datasetRows`が1、`usefulRows`が1、`billableRows`が1、`failedRows`が0でした。`statusCounts`はokが1件でした。`stopReason`は`inputs_exhausted`でした。これは、与えられた入力の処理が完了したことを意味します。

この実行で確認できたのは、既知のプロフィール1件について、現時点で収集できることです。同じプロフィール群を繰り返し収集しても正確さが維持されることは、確認していません。今後リストを収集する際は、件数を区切った複数のバッチに分けることができます。各バッチに含められる入力は最大1000件です。これが現在の上限です。プロフィール1件での実行は、1000件の入力を含むバッチが成功することを証明するものではありません。

Actorは過去の件数を返しません。増加率も返しません。フォロワーの識別情報も返しません。新規フォローとフォロー解除それぞれの総数も返しません。実行のスケジュール設定は行いません。リストの履歴も保存しません。過去の日付のデータを後から埋めることはできません。両方の観測時点のデータを、自分で保存する必要があります。

この単独取得の`followersCount`から、以前のX Post Metricsの`profileFollowers`の値を引かないでください。これらの値は取得元が異なります。その差は、検証済みの増加率の結果ではありません。

8つの手順で比較する

  1. 新しい件数を収集する前に、比較で明らかにしたい問いを定めます。どのプロフィールのフォロワーが増えたかを見る前に、固定リストを保存します。その元のリストを保持してください。各観測時点で取得範囲を報告します。取得範囲とは、リスト内で利用可能な結果の行が得られたプロフィールの件数です。人気アカウントを入れ替えながら作るリストでは、別の問いに答えることになります。すでに増加したアカウントから選んだリストでも、別の問いに答えることになります。開始後に、どちらのリストにも差し替えないでください。
  2. 保存する各観測時点で、既知の各プロフィールの最新スナップショットを収集します。スナップショットとは、その時点で保存する結果の行です。Actorは過去の日付のデータを後から埋めることはできません。以前の行は、自分で保持する必要があります。過去の行の保存方法と経過時間の確認方法は、Facebook投稿指標の履歴のページを参照してください。そのページは、行の保存と経過時間の確認にのみ使います。対応付け済みコホートに残すプロフィールと件数の集計方法は、ここで示す手順に従って決めます。
  3. 2つの行を対応付けるのは、`profileId`が空欄ではなく、一致する場合だけです。`profileId`が同じなら、ハンドルの表記が変わっていても対応付けられます。ハンドルが同じでも`profileId`が異なる場合は、矛盾があります。矛盾のある行は対応付けずに残してください。丸められた件数や`unavailable`の件数は、正確な値ではありません。どちらの増加率集計からも除外します。失敗した行、欠損した行、開始時点の件数がないプロフィールも除外します。最新のnullを過去の件数で置き換えないでください。新たに取得に成功したプロフィールを、説明せずに対応付け済みコホートへ追加しないでください。
  4. 両方の集計で、同じ開始観測時点と終了観測時点を使います。正確な件数を採用するルールも、両方で同じにします。取得元での観測時刻は`observedAt`です。経過時間とは、開始時点の`observedAt`から終了時点の`observedAt`までの時間です。「週次」のようなラベルは、取得元での観測時刻ではありません。あるプロフィールだけ対象期間が大幅に長い、または短い場合は、別のグループに分けます。異なる期間を対象とするグループをまとめないでください。
  5. 件数を集計する前に、対応付け済みコホートと取得範囲を書き留めます。対象に含めた各プロフィールについて、増減数 = 終了時点の件数 - 開始時点の件数です。開始時点の件数が0でない場合、相対増加率 = (終了時点の件数 - 開始時点の件数) / 開始時点の件数です。相対増加率は、増減数を開始時点の件数で割った値です。開始時点の件数が正確な0でも、増減数は計算できます。ただし、0では割れないため、相対増加率をパーセントで表すことはできません。増減数がマイナスになることもあります。減少の場合もあれば、件数が改定された場合もあります。増減数から、誰がフォローを解除したかは分かりません。件数が変わった理由も分かりません。
  6. 開始時点の件数が正確で、かつ0ではないコホートを1つ選びます。両方の集計で、その同じコホート、同じ正確な件数、同じ期間グループを使います。フォロワー数加重増加率 = 増減数の合計 / 開始時点のフォロワー数の合計です。重みとは、1つのプロフィールが集計値に及ぼす影響の大きさです。開始時点の件数が多いほど、重みは大きくなります。アカウント均等平均は、その同じコホート内の相対増加率を平均した値です。この平均が、各アカウントに同じ重みを与える平均値です。平均は、すべての値を足し、その値の個数で割って求めます。対象に含めた各プロフィールを1件ずつ数えます。小規模なプロフィールは、増加率が高くても合計への寄与が小さい場合があります。加重した集計値は、大規模なプロフィールの増加率に近くなります。アカウント均等平均は、小規模なプロフィールの増加率の方向へ動きます。すべての数値の横に、コホート名と重みのルールを書きます。2つの集計値に同じ名前を付けないでください。
  7. 開始時点の件数が正確な0のプロフィールは、増加率を計算するコホートから除外します。そのプロフィールの増減数は表示できます。欠損したプロフィールと取得に失敗したプロフィールも、集計値とは別に示します。取得に成功したプロフィールの集合が変わると、集計値も変わる場合があります。対象に含めた各プロフィールに変化がなくても、こうした変化は起こります。対象に含めたプロフィール数を報告します。除外した各状態も報告します。集計値だけを報告しないでください。どちらの集計値も、新規フォロワーの重複を除いた人数を数えるものではありません。どちらもオーディエンスの質を評価するものではありません。また、どちらも投稿が変化を引き起こしたことを示すものではありません。
  8. プロフィールごとの対応付けたデータ、リストの取得範囲、名前を付けた両方の集計値を提示します。次の期間も、同じプロフィールと同じ観測時点のルールを使います。プロフィールを変更した場合は、その変更を明示します。このリストの増加率を、Xのすべてのプロフィールの増加率として扱わないでください。Actorがリストを自動で監視してくれるとは考えないでください。この選定リストを、より広い母集団についての証拠として扱わないでください。

著者が作成した架空のリストで比較する

この節のプロフィール、ID、時刻、件数は、すべて著者が作成した架空のものです。Actorの出力ではありません。製品の実行結果でもありません。フォロワー履歴を追うプロフィール群の収集は実行していません。

正確な件数で対応付けられた行について、開始時点の`observedAt`を2026-09-15T15:00:00Zと仮定します。同じ行の終了時点の`observedAt`を2026-10-13T15:00:00Zと仮定します。ProfileA、ProfileB、ProfileCには、いずれもこの2つの時刻を使います。両方の観測時点で`status`はokです。`profileMetricStatus`内のfollowersの値は`exact`です。これらの行には失敗が記録されていません。

以下の「不明」は、その値が観測されていないことを意味します。不明は0ではありません。nullは件数の欠損です。nullは0ではありません。

著者が作成した架空のリストで比較する
リスト内のプロフィールハンドルprofileId開始時点のfollowersCount終了時点のfollowersCountfollowersの状態増減数集計対象
ProfileAProfileA両時点ともfic-A100120両時点ともexact20増減数と増加率計算用コホート
ProfileBProfileB両時点ともfic-B10001010両時点ともexact10増減数と増加率計算用コホート
ProfileCProfileC両時点ともfic-C012両時点ともexact12増減数のみ
ProfileDProfileD不明null不明開始時点の件数が欠損なし除外
ProfileEProfileE不明不明nullunavailable。最新の件数取得に失敗なし除外
ProfileFProfileF開始時点はfic-F-1、終了時点はfic-F-2不明不明不使用。IDの不一致なし除外

ProfileCは、正確な件数である0から始まります。この0は実際の件数です。ProfileDには開始時点の件数がないため、ベースラインがありません。ベースラインとは、開始時点の件数です。終了時点の件数は不明であり、補完していません。ProfileEは、最新の件数取得に失敗しています。終了時点の`followersCount`はnullで、followersの状態は`unavailable`です。`failureCategory`と`statusReason`に、その失敗が示されます。これらの正確な文言はこの架空例に含めていないため、ここで作り出すことはしません。ProfileFは、ハンドルが一致してもIDが一致しないため、両方のIDを保持します。件数は不明のままにします。この不一致があるプロフィールは除外します。説明せずに片方のIDを選ばないでください。

次の補足も、著者が作成した架空例です。リストの7件目ではありません。開始時点のハンドルAlphaNewsと終了時点のハンドルAlpha_Newsは、同じ`profileId`であるfic-sameを持っています。IDを確認したうえで、それらの行を対応付けます。ハンドルの表記が変わっても、別人になったわけではありません。リストの件数は6件のままです。

増減数の計算に使える対応付け済みプロフィールは、3件(全6件中)のProfileA、ProfileB、ProfileCです。ベースラインがゼロではなく、増加率を計算できるコホートは、2件(全6件中)のProfileAとProfileBです。これを全件取得と呼ばないでください。

ProfileAの増減数 = 120 - 100 = 20です。ProfileAの相対増加率 = (120 - 100) / 100 = 20パーセントです。ProfileBの増減数 = 1010 - 1000 = 10です。ProfileBの相対増加率 = (1010 - 1000) / 1000 = 1パーセントです。

増加率計算用コホートは、ProfileAとProfileBです。開始時点の合計 = 100 + 1000 = 1100です。終了時点の合計 = 120 + 1010 = 1130です。増減数の合計 = 1130 - 1100 = 30です。これは20 + 10と一致します。フォロワー数加重増加率 = 30 / 1100です。約2.72727パーセントになります。アカウント均等平均 = (20パーセント + 1パーセント) / 2 = 10.5パーセントです。

この2つの結果は、異なる推定対象量を表します。推定対象量とは、定義された1つの量です。フォロワー数加重増加率では、1000が100より大きいため、ProfileBに大きな重みが与えられます。アカウント均等平均では、20パーセントと1パーセントに同じ重みを与えます。一方の値が、もう一方の代わりになるわけではありません。

ProfileCは0から12に増えます。増減数 = 12 - 0 = 12です。この増減数は有効です。相対増加率 = (12 - 0) / 0となります。この値は定義できません。ProfileCは、2件で構成する増加率計算用コホートから除外します。開始時点の合計1100に12を加えないでください。

著者が作成した架空のリストで比較する
集計値の名称コホート開始時点の合計終了時点の合計増減数の合計具体的な計算
フォロワー数加重増加率ProfileAとProfileBのみ110011303030 / 1100 = 約2.72727パーセント
アカウント均等平均ProfileAとProfileBのみ不使用不使用不使用(20パーセント + 1パーセント) / 2 = 10.5パーセント

増加率計算用コホートには2件のプロフィールが含まれます。増減数を計算する集合には3件のプロフィールが含まれます。リストには6件のプロフィールがあります。増減数の合計30を、重複を除いた30人と解釈しないでください。これらの行から、誰がフォローし、誰がフォローを解除したかは分かりません。投稿が変化を引き起こしたことも示していません。実際に測定した収集の確認は、前の節で示したプロフィール1件の実行だけです。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

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