

# TikTokの再生数から視聴者維持率グラフが分からない理由

公開再生数からTikTokの視聴者維持率グラフは分かりません。視聴者維持率グラフは、動画内の各時点で視聴を続けている視聴者の割合を示します。公開再生数は1つの合計値です。各秒での視聴状況の記録は含まれていません。動画内の視聴位置については、自分が管理するアカウントの分析機能を使ってください。公開数値は、公開再生数の比較にのみ使ってください。

Actorは、データ元から行データを収集する、ホスティング環境で動作するプログラムです。Taskは、Actorの入力設定を保存したプリセットです。[TikTok Metrics Actor](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)は公開データの行を収集します。この記事で説明する確認は、利用者自身が行います。Actorがグラフを作成するわけではありません。

[こちらの議論](https://www.reddit.com/r/TikTokMarketing/comments/1ncdcmz/what_are_your_goto_tiktok_analytics_tools/)では、どのTikTok分析ツールを使うべきかが質問されています。この質問は、データ元を選ぶ必要があることを示しています。公開再生数に視聴位置の情報が含まれることを示すものではありません。また、これを必要とする人の数を測ったものでもありません。

## 最初に判断したいことを決める

公開とは、あなたのログイン情報がなくても誰かが開けることを指します。自己管理の動画とは、自分が管理するアカウントにある動画を指します。行データを収集する前に、何を判断したいのかを明らかにしてください。以下の2つの判断には、異なるデータが必要です。

| 判断したいこと | 判断に使えるデータ | 公開再生数の利用可否 |
| --- | --- | --- |
| どの公開動画の観測再生数が多いか | 再生数、動画ID、読み取り時刻、精度フラグ | その行が判断に使える場合に利用する |
| 自分の動画のどの時点で視聴者が離脱するか | 自分のアカウント画面に実際に表示される、動画内の各視聴位置での視聴継続割合 | 判断できない |

視聴者維持率とは、動画内のある時点で視聴を続けている割合としてデータ元が示す値です。この割合はデータ元が提示します。集計対象は視聴者の場合もあれば、視聴セッションの場合もあります。視聴セッションとは、そのデータ元の定義による1回の再生です。分母は、データ元が割り算に使う合計値です。この非公開の分母に、公開再生数を使わないでください。

自分のアカウント画面に視聴位置の情報が表示されない場合、2つ目の判断はできません。その不足を公開再生数で埋めないでください。

## 公開カウンターの数値だけを読み取る

現在の公開ビルドは0.1.36です。入力として`mode`、`startUrls`、任意の`maxItems`を受け付けます。`includeProfileMetrics`、`requestTimeoutSecs`、`maxConcurrency`、`failOnNoMetrics`も受け付けます。`mode`には`auto`、`knownUrls`、`profileUrls`を指定できます。この記事の方法では`knownUrls`を選んでください。`auto`を選んでもグラフは追加されません。`profileUrls`はプロフィールを起点にします。この経路で得られるのは、すべての動画を網羅する完全な履歴ではありません。時間と同時実行数の設定によって指標が追加されることはありません。`failOnNoMetrics`も視聴位置のデータを作成しません。

`includeProfileMetrics`をtrueにすると、現在公開されているプロフィール情報の取得を要求します。この情報は取得できない場合があります。フォロワーの一覧ではありません。非公開の分析データでもありません。

データセットの1行は、取得を試みた動画、または特定できた動画の1本に対応します。その行を使う前に、`status`と`statusReason`を読んでください。実行が成功していても、利用できる指標が得られていない場合があります。その結果を、利用できるゼロ値として扱わないでください。

ここで使用する、出力行にもともと含まれるフィールドは次のとおりです。

| フィールド | 分かりやすい説明 |
| --- | --- |
| `inputUrl` | 指定したURL |
| `postUrl` | 実行時に対応するものとして特定された公開動画のURL |
| `postId` | 公開動画のID |
| `profileId` | 公開プロフィールのID |
| `profileHandle` | 公開プロフィールの名前 |
| `profileUrl` | 公開プロフィールのURL |
| `publishedAt` | 公開情報に示された投稿日時 |
| `videoDurationSeconds` | 秒単位の動画の長さ |
| `views` | 公開再生数 |
| `likes` | 公開いいね数 |
| `comments` | 公開コメント数 |
| `shares` | 公開シェア数 |
| `saves` | 公開保存数 |
| `reposts` | 公開再投稿数 |
| `profileFollowersCount` | 公開フォロワー数 |
| `postMetricStatus` | 投稿指標の読み取り結果 |
| `profileMetricStatus` | プロフィール指標の読み取り結果 |
| `scrapedAt` | 今回の読み取り時刻 |

この一覧に視聴者維持率グラフを表すフィールドはありません。動画の長さは視聴履歴ではありません。フォロワー数は、ある1本の動画の視聴者数ではありません。取得できなかった指標はnullです。nullは欠損を意味します。0ではありません。

精度フラグは、数値がどの程度確かなものかを示します。`exact`は、公開された正確な整数値を意味します。ただし、その整数値もプラットフォーム上の合計値です。重複を除いた人数ではありません。`display_rounded`は、画面に丸めた数値が表示されていたことを意味します。`likely_rounded`は、その値がおそらく丸められていることを意味します。`unavailable`は、値を読み取れなかったことを意味します。`unavailable`を0に変えないでください。Actorは、計算によって求めた率を返しません。自分で計算した率は、自分の計算結果であり、データ元のグラフではありません。

今回のデータ元の検証対象は、公開カウンターに限られます。動画1本を使った`knownUrls`の対照テストでは、投稿IDとプロフィールIDが一致しました。公開されている再生数、いいね数、コメント数、シェア数、保存数、再投稿数が返されました。公開フォロワー数と精度フラグも返されました。一部の数値は`likely_rounded`でした。保存数と再投稿数は`exact`でした。この結果は、そのデータ元における現在の公開カウンターと、投稿・プロフィールの識別を裏付けます。視聴者維持率を検証したものではありません。視聴完了、非公開のリーチ、クリック数、売上、不正チェック、重複を除いた視聴者数も検証していません。すべてのプロフィールを検証したわけでもありません。非公開のグラフも検証していません。このActorには、検証対象となる非公開のグラフ自体がありません。

## 出力に含まれる次の合計値を確認する

行を採用する前に、実行結果の出力を確認してください。`providedUrls`、`contentUrls`、`inputUrls`、`resolvedUrls`、`metricRows`、`noPublicMetricRows`、`blockedRows`、`failedRows`、`statusCounts`を読んでください。URLの各合計数を比較してください。指定したすべてのURLから、利用できる指標の行が得られたとは考えないでください。公開指標が返された行の数は`metricRows`で確認します。公開指標がなかった行の数は`noPublicMetricRows`で確認します。それらの行はゼロ値ではありません。データ全体を信頼する前に、`blockedRows`と`failedRows`を確認してください。状態別の行数は`statusCounts`で確認します。合計値がない場合は、不明のままにしてください。出力に0と示されていない限り、0と記載しないでください。

この記事では、対照テストのこれらの合計値を作り上げることはしません。対照テストが裏付けるのは、前述の公開カウンターだけです。合計値は、自分の実行結果で確認してください。

## Taskを動画1本用に変更する

公開Taskは[TikTok Profile Analytics](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/examples/tiktok-profile-analytics)です。2026年10月13日に確認しました。この名前が指すのは公開動画の指標です。視聴者維持率グラフを意味するものではありません。保存された入力設定は出発点です。分析が自動的に行われることの証明ではありません。

保存されている入力設定は以下のとおりです。3つのプロフィールはサンプルです。あなたのレポートそのものではありません。

```json
{
  "mode": "profileUrls",
  "startUrls": ["@mrbeast", "@nike", "@playstation"],
  "maxItems": 60,
  "includeProfileMetrics": true
}
```

Taskを動画1本用に変更する

この記事の方法に合わせて変更してください。すでに分かっている公開動画のURLを1つ使います。`maxItems`を1に設定してください。

```json
{
  "mode": "knownUrls",
  "startUrls": ["YOUR_ONE_PUBLIC_VIDEO_URL"],
  "maxItems": 1
}
```

Taskを動画1本用に変更する

`YOUR_ONE_PUBLIC_VIDEO_URL`を、その動画1本のURLに置き換えてください。`startUrls`にプロフィールURLを残さないでください。今回の確認では、`maxItems`を60のままにしないでください。公開プロフィール情報を取得するために、`includeProfileMetrics`をtrueにしてもかまいません。ただし、このフラグを設定してもグラフは追加されません。

## 7つの手順

1. 判断したいことを1文で書いてください。必要なのは、自分が管理する動画のどの時点で視聴者が離脱するか、またはどの公開動画の再生数が多いかのどちらかです。選ぶ前にデータを収集しないでください。視聴者維持率には、動画内の各時点でデータ元が示す割合を使います。分母はデータ元の合計値であり、公開再生数ではありません。上の表がこの区別を示しています。再生数の合計で答えられるのは、公開動画の比較だけです。
2. 既知の公開動画1本について、取得できる情報を確認してください。投稿の識別情報、動画の長さ、再生数、状態、読み取り時刻、精度を確認します。`knownUrls`を使い、動画を1本にして、`maxItems`を1に設定してください。これが公開カウンターを使う方法です。このActorには非公開のグラフのフィールドがありません。指標が欠損している場合は、そのまま欠損として扱ってください。代わりに0を保存しないでください。状態からその行が利用できないと分かる場合は、その指標をレポートに含めないでください。
3. データ元に、動画内の時間に沿った視聴者維持率の系列が表示されているか確認してください。1つの再生数から、その系列を復元することはできません。いいね数、コメント数、シェア数、保存数、再投稿数からも復元できません。動画の長さからも復元できません。平均視聴時間からも復元できません。異なる多くのグラフが同じ平均値を持つことがあります。公開数値を後で読み取ると、再生数が増えている場合があります。その差は、新たにカウンターへ加算された分です。何秒目が視聴されたかを示すものではありません。再生数を秒数で割って線を描かないでください。
4. 自分が管理する動画であれば、自分のTikTokアカウントのツールを使ってください。[TikTok Studio](https://support.tiktok.com/en/using-tiktok/creating-videos/tiktok-studio)では、それらのツールを説明しています。[クリエイターツール](https://support.tiktok.com/en/using-tiktok/creating-videos/creator-tools-on-tiktok)では、クリエイターツールと投稿の実績について説明しています。これらのページは、個別の投稿を分析できることを裏付けています。すべてのアカウントで視聴者維持率グラフを利用できると保証しているわけではありません。すべてのアカウントでファイルをエクスポートできると保証しているわけでもありません。自分の投稿を開き、実際に表示されている項目名を読んでください。項目がない場合は「利用不可」と記載してください。この公開データ用Actorに、パスワードやログイン済みセッションを絶対に渡さないでください。
5. すべての数値に、データ元の定義を添えてください。動画ID、対象期間、コホート、動画内の時点も、表示されていれば記録してください。コホートとは、その割合の集計対象となる集団です。同じ期間、同じ定義で比較してください。平均値しかない場合は、その定義に基づく平均値として報告してください。平均値をグラフに変えないでください。スクリーンショットしかない場合は、読み取った値を概数と明記してください。表示値が丸められていると、正確な値が分からない場合があります。
6. この手順は、動画内の各時点に対応する実際のグラフが画面に表示されている場合にのみ行ってください。低下が起きた箇所の前後を元の動画で視聴してください。コンテンツに関して考えられる理由を1つ書きます。後の動画で試す変更を1つ書きます。このメモが示すのは可能性であり、その理由で視聴者が離脱したという証拠ではありません。繰り返し視聴する人によって数値が変わる場合があります。ループ再生とは、同じ動画を追加でもう1回再生することです。ループ再生も数値を変える場合があります。データ元の集計ルールによって、それらの再生が含まれることも除外されることもあります。項目の説明に記載がなければ、そのルールは不明です。非公開の視聴者維持率の分母に、公開再生数の合計を使わないでください。
7. それでも視聴位置のデータを利用できない場合は、その旨をレポートに記載してください。そのうえで、裏付けられる公開動画の比較だけに答えてください。判断の対象を、観測した公開再生数に絞ります。動画を変更する前に、データ収集計画を用意してください。グラフを推測したという理由だけで冒頭を変更しないでください。計画には、確認する画面、フィールド、動画、読み取り日を明記します。自分のアカウントのデータを使った計算は、対象の視聴位置データが実際に表示されている場合にのみ行ってください。

実際のグラフには5つの要素が必要です。動画IDが必要です。対象期間が必要です。コホートが必要です。動画内の各時点が必要です。それぞれの時点で視聴を続けている割合として、データ元が示す値が必要です。1つでも欠けていれば、グラフに必要なデータはそろっていません。

## 再生数が同じでも、視聴者維持率グラフは異なり得る

次の視聴履歴は架空のものです。Actorの結果ではありません。TikTokで測定した値ではありません。ベンチマークでもありません。

2本の架空の動画は、どちらも長さが30秒です。どちらも公開再生数は1,000回と表示されています。合計値は同じです。しかし、外から見えない視聴履歴まで同じとは限りません。各シナリオでは、100セッションからなる架空のコホートを使います。シナリオAの見出しに示す合計は100です。シナリオBの見出しに示す合計も100です。シナリオAの合計は90ではありません。シナリオBの合計は50ではありません。

| シナリオ | コホートの合計 | 5秒時点で視聴を継続 | 15秒時点で視聴を継続 | 30秒時点で視聴を継続 |
| --- | --- | --- | --- | --- |
| A | 100 | 90セッション、90パーセント | 80セッション、80パーセント | 70セッション、70パーセント |
| B | 100 | 50セッション、50パーセント | 20セッション、20パーセント | 10セッション、10パーセント |

割合は、視聴を続けているセッション数をコホートの合計100で割った値です。シナリオAの5秒時点では、90を100で割ると90パーセントです。15秒時点では、80を100で割ると80パーセントです。30秒時点では、70を100で割ると70パーセントです。シナリオBの5秒時点では、50を100で割ると50パーセントです。15秒時点では、20を100で割ると20パーセントです。30秒時点では、10を100で割ると10パーセントです。

どちらの行も、公開再生数1,000回から計算したものではありません。同じ1,000回の再生でも、視聴者維持率グラフが高い場合と低い場合があります。再生数を30秒で割っても、表のどちらの行も作れません。その割り算の結果を視聴者維持率として報告しないでください。これらの割合は、架空の分母100を使っています。TikTokの定義ではありません。測定したグラフでもありません。公開されている合計値が同じでも、動画内のどの時点が視聴されたかは分かりません。

## 自分のアカウントの割合には、その割合固有の分母が必要

この2つ目の例も架空のものです。仮に作ったスクリーンショットを使います。製品の出力結果ではありません。あなたのアカウントでエクスポートできることの証明でもありません。この計算は、自分の画面に視聴位置のデータが表示されている場合にのみ使ってください。

| 読み取り元 | 動画内の時点 | 視聴を続けている割合 | 分母 |
| --- | --- | --- | --- |
| 架空のスクリーンショット、概数 | 10秒 | 62パーセント | その画面に明記されている定義に基づく |
| 架空のスクリーンショット、概数 | 15秒 | 48パーセント | 同じ定義、同じ集団 |

スクリーンショットの表示値は丸められている場合があるため、これらの値は概数です。48から62を引くと-14です。変化量は-14パーセントポイントです。パーセントポイントとは、パーセント表示の目盛り1つ分を表す単位です。この割合は14パーセントポイント低下しています。相対的に14パーセント減少したという意味ではありません。

相対的な減少率は、低下幅を開始時点の割合と比較したものです。低下幅は14パーセントポイントです。開始時点は62パーセントです。14を62で割ると約0.226です。これは開始時点の割合の22.6パーセントに当たります。-14パーセントポイント、または相対的に22.6パーセント減少と報告してください。どちらの数値を指しているかを明示してください。

これは、公開動画の全視聴者の14パーセントが離脱したことを意味しません。原因を示すものでもありません。分母は、架空のデータ元のコホートです。公開再生数1,000回ではありません。架空の100セッションのコホートでもありません。これらの分母を混同しないでください。自分の画面に視聴位置の値がない場合は、この計算を使わないでください。

## 次に行うこと

自分のアカウント画面に、動画内の実際の時点ごとの視聴継続割合が表示されている場合にのみ、視聴者維持率として示してください。そのフィールドがない場合は、グラフを利用できないと明記してください。公開再生数には、[TikTok Metrics Actor](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)と[TikTok Profile Analytics Task](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/examples/tiktok-profile-analytics)を使ってください。Taskを`knownUrls`、公開動画URL1つ、`maxItems` 1の設定に変更し、数値を使う前に状態を確認してください。

## 出典と参考資料

- [TikTok Metrics Actor](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)
- [TikTok Profile Analytics Task](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/examples/tiktok-profile-analytics)
- [TikTok Studio](https://support.tiktok.com/en/using-tiktok/creating-videos/tiktok-studio)
- [TikTokのクリエイターツール](https://support.tiktok.com/en/using-tiktok/creating-videos/creator-tools-on-tiktok)
- [TikTok分析ツールについての議論](https://www.reddit.com/r/TikTokMarketing/comments/1ncdcmz/what_are_your_goto_tiktok_analytics_tools/)