

# TikTokキャンペーンの指標シート向け：ChronometricaとClockworksの比較

予算を厳密に0とする場合、有料で継続利用するどちらの選択肢も条件を満たしません。使える予算があり、手元のTikTok動画リストから、指標を1行にまとめたデータと明確な指標品質ラベルを得ることが主な目的なら、Chronometricaを選びます。同じ作業で、より広い動画の発見やメディア収集も必要なら、Clockworksを選びます。この判断は、確認済みの[Chronometricaの公開仕様](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)と[Clockworksの公開仕様](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper)に基づきます。

役立つ成果物は、各公開件数を動画と観測日時に結び付けたシートです。計算に必要な指標がそろっている動画も分かる必要があります。件数の欠損と、測定された0は、区別したままにします。

この比較は、キャンペーン動画のリンク一覧がすでにあることを前提にしています。収集プログラムの選択と、結果を使ったシートの準備に役立ちます。非公開の視聴維持率、重複を除いたリーチ、売上への貢献度は測定しません。

Actorは、ホスティング環境で動くデータ収集プログラムです。この比較の両製品はApify Actorsです。両製品の公開仕様は2026年10月20日に確認しました。どちらかの抽出成功率が高い、または総費用が低いという主張は、同じ条件での収集実行によって裏付けられていません。

## Actorを選ぶ前に予算を確認する

[この比較のきっかけとなった公開質問](https://www.reddit.com/r/webscraping/comments/1ag8c2a/is_there_a_zero_budget_way_to_scrape_20_tiktok/)では、20件のTikTokリンクから予算0で指標を収集する方法が求められています。質問者は、クリエイターへの外注業務と、公開エンゲージメント件数をスプレッドシートに手入力する作業について説明しています。

製品を選ぶ前に、この予算条件を確認する必要があります。有料の継続的な処理では、費用を一切かけないという厳密な要件を満たせません。アカウントで利用できるクレジットが、少量の収集に影響する場合はあります。ただし、現在のアカウント条件は別途確認する必要があります。使えるかもしれないクレジットを、継続的な無料収集の保証として扱わないでください。

次の2つを分けて判断します。

1. 使える予算、または別途利用条件を確認したクレジットがあるかを判断します。
2. ある場合は、作業に合うActorを選びます。

最初の答えが「ない」なら、有料の収集を始める前に止めてください。この記事では、無料で自動化できる代替手段は確認していません。

最初の答えが「ある」なら、必要な成果物を定義します。ここで想定する読者に必要なのは、既知の動画リンクを対象にしたシートです。広範な収集システムが役立つのは、その追加の収集モードが同じ作業に役立つ場合だけです。利用可能な機能の数だけでは、どのActorが適するかは決まりません。

## シートで行う作業に合わせて選ぶ

Chronometricaは、公開動画の指標をフラットな形式で提供すると文書に記載しています。フラットな形式では、動画の指標フィールドが1行にまとまります。そのため、シートの列に対応付けやすくなります。文書に記載されたフィールドには、再生数、いいね数、コメント数、シェア数、保存数、および公開されている場合のリポスト数があります。`postMetricStatus`と`profileMetricStatus`も含まれます。欠損した公開指標は、架空の0で埋めずに欠損のまま保持します。これらが、このシート向けにChronometricaを選ぶ確認済みの理由です。[Chronometricaの公開仕様](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)

Clockworksも、投稿者情報に加えて、公開の再生数、いいね数、コメント数、シェア数、保存数を提供すると文書に記載しています。これらの一般的な件数は、Chronometricaだけの機能ではありません。[Clockworksの公開仕様](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper)

| 主な要件 | 選択肢 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 予算を厳密に0とする | 有料で継続利用するどちらの選択肢も該当しない | 予算条件を満たさないため。 |
| 既知のリンクと明示的な指標品質ラベル | Chronometrica | 文書に記載された品質フィールドが、この要件に合うため。 |
| 同じ作業で、より広い動画の発見やメディア収集も行う | Clockworks | 収集範囲が、より広い作業に合うため。 |

Chronometricaを推奨する根拠は、品質についての明示的な公開仕様です。競合製品に問題があるという想定は根拠にしていません。この証拠からは、競合製品が役立つシートを作れない、または欠損値を扱えないとは判断できません。

実務上の確認点は単純です。使う数値のすべてと、欠損のために除外する数値のすべてについて説明できるでしょうか。必要な成果物について、その説明を明確にできる作業手順を選びます。

## 最初に動画リストと必須指標を確定する

手元にあるキャンペーンのリンクから始めます。収集前に、そのリストの固定版を保存します。これを参照すれば、指定した動画のうち、どれが結果に含まれるかを明確に確認できます。

作業の目的が納品動画の確認なら、プロフィールからの動画発見を出発点にしないでください。クリエイターのプロフィールと、指定したキャンペーンリストでは、答える問いが異なります。プロフィールには、リスト外の投稿が含まれる場合があります。シートは、測定する予定だった動画と結び付いた状態を保つ必要があります。

次に、判断に必要な公開指標を書き出します。必須指標によって、計算に使える行が決まります。任意の指標は補足情報になります。ただし、その指標がないことを理由に、関係のない計算から行を説明なく除外してはいけません。

再生数に対するシェア率には、シェア数と再生数の両方が必要です。いいね数は、この式には含まれません。いいね数を取得できない動画でも、シェア数と再生数が取得でき、その計算に有効なら対象にできます。

シートには、次の項目を列として用意します。

- 指定した動画リンクと、返された投稿識別情報。
- `scrapedAt`に記録された観測日時。
- 必須の公開指標の値。
- 返された指標ステータスのフィールド。
- その行が各計算の対象条件を満たすかどうかの明示。

これらは、シートの列構成の提案です。Actorが完成済みのレポート形式を返すという保証ではありません。別の読者がシートの作成方法を確認できるように、返された元のフィールドも参照できる状態で保持します。

後で必須指標を変更した場合は、対象条件をもう一度確認します。ある比率の計算には使える行でも、別の比率では使えない場合があります。あらゆる判断に使える、単一の「データが完全な行」というラベルはありません。

## リストを広げる前に直接リンク1件を確認する

確認済みのChronometricaの公開入力スキーマには、`startUrls`が含まれます。キャンペーンの全リストを追加する前に、動画への直接リンクで結果を確認します。次の例は、現在文書に記載されている入力形式を示しています。検証済みのキャンペーン結果ではなく、リンク先の動画が現在利用できることを示す証拠でもありません。[Chronometricaの入力スキーマ](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/input-schema)

```json
{
  "startUrls": [
    "https://www.tiktok.com/@mrbeast/video/7654638524729216287"
  ]
}
```

リストを広げる前に直接リンク1件を確認する

そのURLを、自分のリストにある対象の公開動画1件に置き換えます。確認済みの[TikTok Video Performance Tracker Task](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/examples/tiktok-video-performance-tracker)は、開始点として使える保存済み設定です。Taskとは、入力設定を保存したプリセットです。Taskが存在することは、例に使われた動画が現在利用できることを示すものではありません。

収集範囲を広げる前に、結果を確認します。

1. 返されたレコードを、指定したリンクと投稿識別情報に結び付けます。
2. 件数の隣に`scrapedAt`を保持します。
3. 必須指標のフィールドを見つけます。
4. 返された指標ステータスのフィールドを読みます。
5. 結果をシートに移す際に、欠損値がどのように表示されるかを確認します。

この確認では、文書に記載された結果が、必要なレポートに合うかを調べます。1件のレコードを正常に取得できても、全リストのすべての動画で同じ指標が公開されるとは限りません。公開指標を取得できるかどうかは、動画や取得元の観測状況によって異なる場合があります。[Chronometricaの公開仕様](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)

フィールドが要件に合うことを確認したら、固定したリスト全体に収集を広げます。次に、指定したリンクと返された投稿識別情報を照合します。行数だけでは、意図した動画がシートに含まれるとは確認できません。

## 欠損値と0を区別する

0は値です。欠損値は、その観測で必要な件数を取得できていないことを意味します。この2つの状態では、計算も結論も異なります。

数式を動かすために、欠損した件数を0に置き換えないでください。その変更は、取得元が提供していない測定値を作り出します。また、指標が不完全な動画を、成果の低い動画に見せる場合もあります。

Chronometricaは、品質に関する公開仕様の一部として、`postMetricStatus`と`profileMetricStatus`を文書に記載しています。実際の指標フィールドと合わせて読みます。ステータス値を作り出したり、全体的なステータスが個々の件数の欠損理由をすべて説明すると想定したりしないでください。返された値について、文書に記載された意味を使います。[Chronometricaの公開仕様](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)

シートには確認用の列を別に設け、「対象条件を満たす」「必須指標が欠損」などの分かりやすいラベルを使えます。これらは、自分のレポート用ラベルです。ActorのAPIフィールド名や値とは区別します。

元の指標セルも保持します。「取得不可」などの表示は、読者の理解に役立ちます。ただし、数式の中で数値の0に変えてはいけません。

分母の値が取得できていて、それが0の場合は、別の処理が必要です。0による除算は定義されていません。そのため、再生数が0のレコードでは、再生数の値が存在していても、再生数に対するシェア率を計算できません。この理由は、再生数の欠損とは別に記録します。

この区別によって、シートの有用性を保てます。確認者は、比率がない理由を把握できます。取得元に指標がなかったのか、分母が0だったのか、または明示された別の除外ルールに該当したのかを確認できます。

## 比率ごとに計算対象の集合を決める

計算対象の集合とは、その計算のルールを満たすレコードの集まりです。動画を比較する前に、ルールを定義します。

公開再生数に対する公開シェア数の比率は、次の基本式で計算します。

`public shares / public views × 100`

計算には、取得できたシェア数と、取得できた0より大きい再生数が必要です。指定した動画のうち、この条件を満たす件数を報告します。満たさない件数と、それぞれの除外理由も報告します。

次は架空の例です。実際のキャンペーン、顧客の成果、ベンチマークではありません。この架空のシートでは、公開再生数と公開シェア数の両方を必須とします。

- 動画Aの再生数は10,000、シェア数は100です。
- 動画Bの再生数は20,000、シェア数は80です。
- 動画Cのシェア数は40ですが、再生数は取得できません。

動画Aと動画Bは対象条件を満たします。動画Cは分母が欠損しているため、対象条件を満たしません。

指定したリストのうち、対象条件を満たす動画の割合は次のとおりです。

`2 / 3 × 100 = 66.67%`

動画Aの公開再生数に対する公開シェア数の比率は、次のとおりです。

`100 / 10,000 × 100 = 1.00%`

動画Bでは、次のとおりです。

`80 / 20,000 × 100 = 0.40%`

動画Cの比率は不明です。シェア数40はシートに保持します。ただし、作り出した再生数で割ってはいけません。シェア数が0の動画として説明してもいけません。

対象条件を満たす2件の中では、動画Aのほうが再生数に対するシェア率が高くなります。動画Bのほうが再生数は多くなります。この2つの説明は、異なる問いに答えています。結果を選ぶ前に、どの指標を比較の基準にするかを明示します。

この例は、計算に含められた範囲を示す重要性も表しています。2つの比率だけを表示するレポートでは、データが不完全な3件目の動画が見えなくなります。「3件中2件の動画が対象条件を満たす」と記載すれば、読者はその限界を判断できます。

これらの比率は、公開カウンターが数えた行動の件数を使います。重複を除いた人数、非公開の視聴維持率、購入件数は測定しません。比率が高いだけでは、売上の成果が高いとは判断できません。

## シートを確認しやすくする

役立つシートでは、別の人が集計結果から、指定した動画と観測した件数までたどれます。どのレコードを除外したのか、その人が推測する必要があってはいけません。

集計結果の隣に、方法を説明する短いメモを置きます。必須指標、比率の計算式、対象条件、除外したレコード数を明記します。その計算では、すべての行に同じルールを使います。

観測日時を見える状態にします。件数は、ある動画を観測した時点の値です。リストを再度収集する場合は、以前の件数と後の件数を区別できる情報を十分に保持します。異なる日時の観測値を、説明なく同じ測定時点の値として示してはいけません。

シートを使う前に、次の確認を完了します。

1. 指定したリストと、返された投稿識別情報を照合します。
2. シートへの転記後も、必須指標の値が保持されていることを確認します。
3. 欠損値と0が区別されていることを確認します。
4. 各比率の計算対象の集合と、除外理由を確認します。
5. その計算対象の集合を使って、集計結果を再計算します。
6. 結論が、公開カウンターで示せる範囲に収まっていることを確認します。

これらの確認は、自分の結果と計算に関するものです。Actorsの一般的な正確性や信頼性の順位を示すものではありません。

次に必要なのが、クリエイターの納品物の再生数を日時付きで記録することなら、[TikTokの有償UGC向け再生数記録ガイド](/ja/articles/tiktok-ugc%E5%A5%91%E7%B4%84-%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%9B%9E%E6%95%B0%E3%81%AE%E8%A8%BC%E8%B7%A1%E8%A8%98%E9%8C%B2/)で、その別の作業を説明しています。この比較では、既知のリンク一覧に使う収集プログラムと指標ルールを選びます。契約条件と支払いの判断は、別途確認する必要があります。

## 収集作業が変わったら選択を見直す

同じ依頼で、ハッシュタグによる動画の発見、検索、またはメディア収集も必要なら、Clockworksを選びます。幅広い入力とモードが、これらを組み合わせた作業に適する場合があります。現在の[Clockworksの公開仕様](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper)と[入力スキーマ](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper/input-schema)を、具体的な作業内容と照らして確認します。

この切り替え条件は、動画リスト全体がまだそろっていない場合に重要です。関連する動画を見つけることと、指定した動画を測定することは、別の要件です。同じプロジェクトに両方が含まれていても、この違いは変わりません。

収集範囲を変えた後も、測定ルールは維持します。新たに見つけた動画を比率の計算に含めるには、その動画の識別情報、観測日時、必須指標が必要です。収集範囲が広くなっても、欠損値を説明する必要はなくなりません。

既知のリストを対象とする作業では、Chronometricaの文書に記載された品質フィールドが、選択の明確な理由になります。証拠は、この用途への適合を裏付けています。あらゆる用途で優れているという主張は裏付けていません。

## 対象の公開動画1件から始める

使える予算、または別途利用条件を確認したクレジットがあるなら、[Chronometrica TikTok Metrics Scraper](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)に、対象の公開動画1件を入力して始めます。リストを広げる前に、結果の必須フィールド、投稿識別情報、`scrapedAt`、指標ステータスのフィールドを確認します。

その結果を使い、シートが欠損値を保持できることと、明示した対象条件を適用できることを確認します。次に、指定したリスト全体を収集し、使用できるレコードと除外したレコードの両方を報告します。費用をかけられず、別途利用条件を確認したクレジットも使えない場合、有料で継続利用するどちらの選択肢も、予算0という条件を満たしません。

## 出典と参考資料

- [Chronometrica TikTok Metrics Scraper](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper)
- [Chronometricaの入力スキーマ](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/input-schema)
- [TikTok Video Performance Tracker Task](https://apify.com/chronometrica/tiktok-metrics-scraper/examples/tiktok-video-performance-tracker)
- [Clockworks TikTok Scraper](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper)
- [Clockworksの入力スキーマ](https://apify.com/clockworks/tiktok-scraper/input-schema)
- [20件のTikTokリンクからの指標収集に関する公開質問](https://www.reddit.com/r/webscraping/comments/1ag8c2a/is_there_a_zero_budget_way_to_scrape_20_tiktok/)