保存された2回の観測の検索結果一覧で、同じページを結び付けています。

選ぶ際の要点は、順位の確認にどこまで詳しい検索条件が必要かです。簡単な観測なら、国と言語の設定だけで足りる場合があります。特定の端末や都市を条件とする調査では、より細かい制御が必要です。結果を収集する前に、必要な条件を決めてください。

Actorは、ホスティング環境で動く収集プログラムです。Taskは、そのプログラム用に保存した入力設定です。この作業では、Actorが検索結果を収集します。保存した観測データを使うと、実行ごとに対象URLを比較できます。

SEOに関する公開ディスカッションでは、余分なレポートなしで、特定キーワードの順位だけを追跡したいという要望が出ています。この比較では、その限定的な用途を扱います。収集ツールを選び、出力を確認し、役に立つ順位記録を残すための方法を説明します。

順位確認に必要な検索条件で選ぶ

Chronometricaは、次のように作業を定義できる場合に適しています。指定したクエリでGoogle検索結果を上限付きで収集し、検索条件を保存して、対象URLが含まれるかを確認する作業です。ドキュメントに記載されたフィールドで、この目的に絞った記録を作れます。Chronometricaのドキュメント。

Apify Google Search Results Scraperのドキュメントには、自然検索結果と広告結果、地域や言語の設定、自然検索結果と広告結果をフラットな表にしたエクスポート用ビューが記載されています。そのため、フラットな表を作れることだけでは、Chronometrica独自の利点にはなりません。厳密な順位調査では、Apifyの追加の検索条件設定が、選択の決め手になる場合があります。Apifyのドキュメント。

順位確認に必要な検索条件で選ぶ
判断項目ChronometricaApify Google Search Results Scraper
結果の表固定された結果フィールドと、クエリごとに明示された上限自然検索結果と広告結果をフラットな表にしたエクスポート用ビュー
必要な検索条件用意された市場設定で十分かを確認する`mobileResults`と`locationUule`
より広い収集用途取得範囲を限定した順位観測の作業に選ぶページのエクスポートと、任意のAI機能やウェブサイトのコンテンツ収集ツール

この表は、確認済みのChronometricaの仕様とApifyの仕様をまとめたものです。

少数のキーワードを扱い、必要な作業がChronometricaの対応範囲に収まるなら、安心して選べます。その理由は、収集の仕様が明確なことです。各結果には、クエリ、検索エンジン、順位、観測時刻を識別するフィールドがあります。それらのフィールドから、簡潔な順位表を作れます。

この記事はChronometricaが公開しています。推奨の根拠は、ドキュメントに記載された用途との適合性と、2026年10月20日に確認した証拠です。この証拠には、速度、費用、精度、長期的な信頼性の実測比較はありません。

選ぶ前に取得件数の上限を確認する

Chronometricaのドキュメントでは、`maxResultsPerExecutedQuery`は1から100までの整数とされています。この上限は、実行されるクエリごとに適用されます。確認済みのスキーマでは、`queries`に1から100個の項目を指定できます。これらは別々の制限です。一方はクエリ数を定め、もう一方は実行される各クエリで返される行数の上限を定めます。Chronometricaの入力スキーマ。

当初の要件が、あるクエリの全結果を取得することで、100行を超える取得が必要なら、Chronometricaはその要件を満たしません。最初の100行だけを取得するように依頼を変えると、作業の内容も変わります。それでは当初の依頼を完了したことにはなりません。

範囲を限定して確認する場合は、実際の問いに答えられる上限を選んでください。最初の10件を観測すれば、保存範囲内に対象があったかどうかと、返された行に記録された順位が分かります。その範囲外にある対象の順位を数値で示すことはできません。

設定した上限と、実際に返された行数は分けて管理してください。上限10は、最大件数を定める値です。その実行で有用な行が10行返されたことを示すものではありません。後から読む人が証拠の範囲を把握できるように、両方の値を保存してください。

固定キーワードの一覧にも、同じ原則が当てはまります。入力が有効でも、すべてのキーワードで利用できる結果が得られた証拠にはなりません。観測を完了扱いにする前に、返されたクエリの値を確認してください。

簡単な手順で選ぶ

1. 順位について何を確認するか決める

Actorを実行する前に、正確なキーワード一覧と対象URLを書き出してください。入力したキーワードの文字列を保存し、出力の`executedQuery`と比較できるようにします。

次に、必要な検索条件を記録します。

  • 検索エンジン。
  • 国と言語。
  • 広告結果を観測に含めるかどうか。
  • 実行されるクエリごとの最大取得件数。
  • 都市や端末について必要な条件。

特定の1ページを確認するのか、ドメイン内のいずれかのページを確認するのかを決めてください。この2つの問いでは、答えが異なる場合があります。特定の記事URLを調べる作業なら、同じサイトの別ページは対象の条件を満たしません。

大まかな対象市場の指定と、厳密な検索条件の指定も異なります。国の値だけでは、特定の都市、端末、ログイン状態であることを証明できません。そのいずれかが判断に必要なら、ツールの採用を決める前に収集設定を確定してください。

2. Googleだけを対象とする入力を設定する

Keyword Rank Snapshot Taskを開き、保存済みの入力を確認してください。このTaskには、過去に複数の検索エンジンが含まれていました。Task名だけでは、現在選択されている検索エンジンは分かりません。

`engines`を明示的に`["google"]`に設定してください。確認済みの次の入力形式を、出発点として使います。

json
{
  "queries": [
    "machine learning tutorials"
  ],
  "engines": [
    "google"
  ],
  "maxResultsPerExecutedQuery": 10,
  "country": "US",
  "language": "en",
  "includeSponsoredResults": false
}
簡単な手順で選ぶ

ここに示したフィールドと値は、キャッシュされた公開入力スキーマとの照合に合格しています。この確認で分かるのは、入力形式が適合することです。実際の実行でGoogleにアクセスできることや、指定した件数の結果が返されることを証明するものではありません。Chronometricaの入力スキーマ。

サンプルのクエリを、使用する固定キーワード一覧に置き換えてください。保存する前に、入力全体をもう1度確認します。特に、検索エンジンの選択と、広告結果を含めるかどうかのルールを確認してください。

確認済みのスキーマでは、`country: "US"`を指定できます。この入力が別の国にも対応すると考えないでください。別の市場が必要なら、収集ツールを選ぶ前に、対応する設定を確認してください。ここで指定されている`language`の値は文字列です。この値があるだけでは、厳密な地域別の検索条件は確定しません。

3. 返されたフィールドを確認する

Chronometricaのドキュメントには、結果フィールドとして`engine`、`executedQuery`、`country`、`language`、`page`、`rankOnPage`、`rank`、`canonicalUrl`、`observedAt`などが記載されています。これらを合わせると、結果と、その結果を観測したときの条件を識別できます。Chronometricaのドキュメント。

順位の変化を計算する前に、それらのフィールドを確認してください。順位の観測には、返された`rank`を使います。エクスポートしたファイル内の行の位置は使わないでください。ファイルの並べ替えや結合によって、行の順序は変わることがあります。

`page`と`rankOnPage`は、補助フィールドとして保存してください。これらがあれば、エクスポートから位置を再構成しなくても、位置の記録を確認できます。

比較に使う各行で、`engine`がGoogleであることも確認してください。別の検索エンジンが見つかったら、その行を分けて保存し、保存済みの入力を修正します。別の検索エンジンの順位を、前回または今回のGoogle順位として使うことはできません。

4. URLの照合ルールを明記する

対象URLとの比較には、返された`canonicalUrl`フィールドを使います。URLの照合ルールを1つ記述し、両方の観測に適用してください。

特定ページを確認する場合は、完全一致から始めてください。末尾のスラッシュを無視する、特定のトラッキングパラメータを削除するなどの処理を選ぶ場合は、その変更をルールに明記します。確認せずに、すべてのクエリパラメータを削除しないでください。パラメータが別のページを識別していることがあります。

照合用に調整した値とともに、返された元のURLも保存してください。そうすれば、後から一致を確認できます。そのページを対象として採用した理由の説明にも役立ちます。

両方の実行に同じルールを適用してください。観測の間にルールを変えた場合は、順位の変化を報告する前に、以前のデータを再確認します。

5. 条件がそろった観測だけを比較する

検索エンジン、実行されたクエリ、市場設定、広告結果のルール、URLの照合ルールを一致させます。保存された上限も確認してください。後の観測で取得範囲を広げて対象が見つかっても、前の観測範囲に対象がなければ、以前の順位は分かりません。

観測時刻の表示には`observedAt`を使います。後から差を説明できるように、その観測とともに収集設定を保存してください。

必要な検索条件が未確認なら、そのことを明記してください。例えば、都市や端末の条件を確定できなかったと記録できます。適用範囲の説明がなく、数値だけが精密に見える順位より、その方が役に立ちます。

対象とキーワードごとに役立つ順位記録を作る

分析表には、各観測時刻におけるキーワードと対象URLの組み合わせごとに、1件の記録を作ります。これが順位記録です。Actorの結果行とは異なります。結果行には候補が含まれますが、順位記録には、対象がいずれかの候補と一致したかどうかを記します。

各記録に、次の値を保存してください。

  • キーワードと対象URL。
  • 検索エンジンと市場設定。
  • `observedAt`。
  • 検出の有無:返された範囲内で見つかったかどうか。
  • 設定した上限と、実際に返された行数。
  • 観測した順位、または不明。
  • 未確認の検索条件。

一致を確認できるように、元の結果行を残してください。簡潔な順位記録は比較に使えます。結果行は、その記録に至った根拠を示します。

順位が不明であることは、別の値として扱ってください。0に置き換えないでください。上限に1を足した値で代用しないでください。それらの値を使うと、保存された結果からは分からない順位を測定したように見えてしまいます。

結果を確認したうえで対象との一致がなかった場合と、収集で使える証拠が得られなかった場合も区別してください。どちらも順位が不明のままになる場合がありますが、次に行う作業は異なります。前者では、対応範囲内で取得範囲を広げる必要があるかもしれません。後者では、順位について結論を出す前に、収集自体を確認する必要があります。

架空の例:順位が7位から4位に上がる

これは架空の例です。Actorのテストでも、実際に収集したデータでも、顧客の結果でもありません。

ある分析担当者が、固定したGoogleクエリで1つの対象URLを追跡します。保存した2回の観測では、クエリ、USの市場設定、英語の言語設定、広告結果のルール、URLの照合ルール、10行の上限がすべて同じです。

最初の観測では、対象は自然検索の7位に表示されます。次の観測では、自然検索の4位に表示されます。

分析担当者は、次のように計算します。

`7 − 4 = 3 places upward`

得られる結論は、限定的ですが明確です。条件をそろえて保存したこの2回の観測の間で、対象の順位は3つ上がりました。この記録だけでは、同じクエリで検索したすべての人に同じ順位で表示されたとは言えません。

2つ目のキーワードでは、保存した最初の10行に対象がありません。分析担当者は、検出の有無を「なし」、順位を「不明」と記録します。0や11を入力せず、Googleがそのページを削除したとも主張しません。

その後、分析担当者が上限を増やし、対象を見つけたとします。新しい順位は、1回の観測として保存できます。ただし、前の実行で分からなかった順位を補うことはできません。順位の変化を計算するには、条件がそろった2回の観測で、両方の順位が分かっている必要があります。

この例は、順位記録に上限を含める理由を示しています。上限がなければ、順位が不明なのは保存範囲が狭いためか、別の収集上の問題によるものかを、読む人が判断できません。

作業を繰り返す前に適合性を確認する

最初は小規模に実行し、採用に必要な点を確認してください。返された検索エンジンがGoogleであること、実行されたクエリが一覧と一致すること、結果フィールドでURLの照合ルールを適用できることを確認します。次に、返された範囲が対象の確認に役立つかを調べます。

集計表を判断に使う前に、少なくとも1件は、保存した行で対象との一致を直接確認してください。対象が見つからない場合は、実際にどの行が返されたかを確認します。この確認により、入力や照合の問題が履歴に入る前に見つけられます。

提供された証拠には、ChronometricaでGoogleの収集を確認した対照用の観測記録が含まれています。この観測では、取得件数に上限を設けた状態で有用な3行が返されました。これは、確認したその観測ではGoogleを利用できたことを裏付けます。継続的なアクセス、完全な網羅性、今後の収集の成功を示すものではありません。この比較のために新たな実行は行っていません。

最初の出力が要件を満たしたら、観測データとともに入力を保存してください。入力を変えるのは、明確な理由がある場合だけにし、変更を記録します。上限やURLの照合ルールを変えると、どの比較が有効かに影響する場合があります。

既存のBing分析方法については、比較可能なBingキーワード順位のスナップショットを残す方法を参照してください。Bingの観測とGoogleの観測は分けて管理します。以前のガイドは比較方法を支える資料です。Googleでの収集結果を示すものではありません。

出典と参考資料

著者 Chronometrica · 更新日

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